「菅政権の今後は3つの日付にかかっている!?」伊藤惇夫氏の予測とは?~8月19日「くにまるジャパン極」

「菅政権の今後は3つの日付にかかっている!?」伊藤惇夫氏の予測とは?~8月19日「くにまるジャパン極」

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政局が緊迫する中、菅政権が持ちこたえられるのか、あるいは総裁選はいつ実施されるのか、政治アナリストの伊藤惇夫氏は8月19日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、今後のポイントになるという3つの日付を挙げて解説した。


まず、伊藤氏は1つ目のポイントとなる「8月22日」について触れた。

伊藤氏「8月22日には横浜の市長選挙が行われますね。今、自民党系の方と野党系の方が激しく競り合ってる状況らしいです。結果的にもし万が一菅首相が推している方が敗れることになったら、中央の政局に直結する問題になります。菅首相が政権の座に就いてから、地方選挙や補欠選挙で次々と自民党系の方が負けてますが、ここでまた負ける、それも菅さんのお膝元である横浜で苦杯をなめるようなことがあったら、これ菅さんに総選挙の指揮任せられるの?という声が、一挙に爆発する可能性がある。」

続いて伊藤氏は2つ目のポイントである「8月21日」が気になると話した。

伊藤氏「2つ目の日付けの件、これは8月21日から22日という意味なんですが、確実とはいいませんが、どうやらこの2日間で自民党が一選挙区あたり1000人規模の大々的な選挙情勢調査をかけるのではないかとみられています。もしこれが事実だった場合、この調査の結果によって、今後の総裁選の時期、あるいは菅政権の命運にも大きな影響が出てくると思われます。」

最後に3つ目のポイントとなるのは「8月26日」だと伊藤氏はいう。

伊藤氏「3つ目は8月の26日です。この日は自民党の総裁選実行委員会が2回目の会合を開いて、そこで総裁選の日程を決めるといいます。今現在の報道などでいうと、どうも総裁選前の解散は菅首相は諦めたという見方がありまして、今言われているのは、9月の29日に投票・開票なんじゃないかと。」

ただ、問題は総選挙の中身だという。

伊藤氏「総裁選をやるとしても、党員・党友参加のフルスペックでやるのか、それとも国会議員だけでやるのか。おそらく菅さんや二階さんは出来れば国会議員だけって思ってるんじゃないか。そうすれば、そんなに波瀾が起きない可能性も十分ありますね。逆にこれがフルスペックだともしかしたら岸田文雄(前政調会長)さんが出るかも知れない。場合によっちゃ河野太郎さんが出るかも知れない。といった話がそろそろ飛び交い始めてますね。」

さらに伊藤氏は、もしもフルスペックで石破茂さんが出馬することになったら、菅首相も相当苦戦するだろうという独自の予想を展開した。いずれにせよ今後、総裁選の方式がどうなるか、どういう方向に動いていくかは、26日の段階まではまだ見えないようだ。

<参考ニュース>
自民党の下村博文政調会長は18日、安倍晋三前首相を国会内の議員事務所に訪ね、菅義偉首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選への立候補を目指す考えを伝達した。麻生太郎副総理兼財務相とも東京都内で面会した。複数の関係者が明らかにした。安倍氏は下村氏が所属する党最大派閥・細田派の出身で、麻生氏は第2派閥・麻生派の会長。下村氏としては総裁選出馬に向けて、両派の議員に影響力を持つ安倍、麻生両氏の理解を得たいとみられる。関係者によると、下村氏は立候補の準備を進めたいと安倍氏に伝えた。ただ、安倍氏は菅首相の続投支持を表明しており、麻生氏も同様の意向とされる。
(共同通信ニュースより)

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。伊藤惇夫氏はコメンテーターとして毎週木曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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