会話できる人形「あみちゃん」誕生 リカちゃん技術を生かしたタカラトミー新商品 ~8月19日「おはよう寺ちゃん」
8月19日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、おもちゃメーカーのタカラトミーが8月27日から販売を開始する、コミュニケーション人形「うちのあまえんぼ あみちゃん」について、寺島尚正アナウンサーと木曜コメンテーターのストラテジスト・嶋津洋樹氏がトークを展開した。コロナ禍で人との会話の機会が減少した高齢者のために開発された、このハイテク人形を通じて、コミュニケーションロボットへの需要の変化にも気付かされる。
およそ25億通りの台詞と40種類の歌を網羅
人形の胸のブローチにAI(人工知能)を活用した画像認識チップが埋め込まれていて、人の顔や服の色を識別し、それに合わせて人へ話しかける。さらには日時に応じて、「お誕生日だね」と言ったり、抱っこの頻度に応じて「いつもありがとう。忙しいんだね」といった表現もできるようだ。そういったセリフをおよそ25億通り使い分けることができる。
「うちのあまえんぼ あみちゃん、どうでしょう」との寺島アナからの問いかけに対し、嶋津氏は「25億通りってすごいですよね。私たちってどれくらいの通りでお話しているのでしょうか。数としてはすごいと思うのですが、どれくらいすごいのか、なかなか想像できません」との回答。同時にこれまでのコミュニケーションロボットを振り返る。
「コミュニケーションロボットって、ちょっと古くはaibo(アイボ、ソニーのペットロボット)があって、最近だとLOVOT(らぼっと、GROOVE X社の家族型ロボット)がテレビで取り上げられていました。こういうところの需要がやっぱりあって、今回もそういう需要に応じってことですよね」(嶋津氏)
この他、「むすんでひらいて」など40種類の歌を歌うこともできるようだ。「少子高齢化や単身世帯の増加に伴って、コミュニケーションのできる人形やロボットの需要が拡大傾向にあると言います」と寺島アナが解説する。「昔はペットの人気があったのですが、今回は女の子ですもんね」とも語り、ニーズの変化にも注目した。
「リカちゃんなどで培った人形の技術を生かし、可愛らしく触り心地の良い人形にしあげていると。希望小売価格は2万7500円。ネット上では『すごい世の中になってきたな』との声も出ています」(寺島アナ)
ペットから人間へのシフトという点について、嶋津氏が「人間の形って難しいんですよね」と切り出し、その難しさとタカラトミーが蓄積してきた強みに言及する。
「人間にリアルに近いと気持ち悪いという感情を持つので、ちょうど良い塩梅の似せ方にするのがすごい難しくて、そこがおそらく『リカちゃん人形で培った技術を生かし』というところで、画期的だと思います」(嶋津氏)
最後に寺島アナが「男の子(の人形)はダメなんですかね」とふと呟くと、「需要として出てくるかもしれないですね」と嶋津氏は見解を示した。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 またYouTube公式チャンネルではLIVE配信と、放送後にアーカイブでお楽しみいただけます。
2021/08/19/木 05:00-06:00 | おはよう寺ちゃん 5時~6時 | 文化放送 | radiko
2021/08/19/木 06:00-07:00 | おはよう寺ちゃん 6時~7時 | 文化放送 | radiko
2021/08/19/木 07:00-08:00 | おはよう寺ちゃん 7時~8時 | 文化放送 | radiko
2021/08/19/木 08:00-09:00 | おはよう寺ちゃん 8時~9時 | 文化放送 | radiko