西武・愛斗がライトゴロで水上のパ新人記録アシスト【8月18日(水)ロッテ-西武】(ライオンズナイター)

育成出身ルーキーがパリーグ新人タイ記録をマークした。

5月に支配下登録、6月に一軍デビューを果たした水上由伸。2点を追う8回に登板すると、先頭の和田、続く安田を連続三振にとるなど、この回を3人で抑えて、デビュー13試合連続無失点。2019年にソフトバンクの甲斐野が記録したリーグ新人記録に並んだ。解説の笘篠賢治さんも「コントロールがいいイメージがついているから際どいコースもストライクになる。打たれるまで今のままガムシャラにいけばいい」と称賛。水上自身は「ストライクが取れているのはいいと思いますし、状態は上がってきていると思います」と手応えを口にしながら、「三振を取ったシーンは少し球が中に入ってしまったので微修正をしていきたいし、直球の球威ももう少し上げたい」と更なる飛躍を見据えて課題を挙げた。

そのルーキーを救ったのがライトを守る愛斗だった。8回二死、「常に刺すイメージをしている」とエチェバリアの打球に猛チャージすると、すかさず一塁に矢のような送球をしてライトゴロを完成。「落ち着いてプレーすることができてよかったですし、年下の水上由伸が投げている中で1つアウトを取れたのがよかった」と後輩の記録達成を見事にアシストしてみせた。

チームの連勝は止まったが、4番に座る中村が2安打2打点。山川には、笘篠さんも「ライナー性のものすごいあたりでしたねぇ」と唸る左中間スタンド一直線の14号ソロが飛び出すなど、好材料も多い。明日はカード勝ち越しをかけ、ロッテ戦に相性のいい本田が5月1日以来の一軍マウンドに上がる。

【8月18日(水)17時55分～21時ON AIR】
解説：笘篠賢治さん
実況：山田弥希寿アナウンサー