8月18日 1971年8月、芦ノ湖畔のピンク・フロイド

8月18日 1971年8月、芦ノ湖畔のピンク・フロイド

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水曜日はスペシャルな選曲で洋楽を極める「洋楽ジャパンⅩ」 洋楽ファンの皆様、一週間のご無沙汰でした。 今週も懐かしいポップス談義に花を咲かせます! 今週のお客様は、サエキけんぞうさんです!

今週は、日本のロック・フェスの草分け、1971年8月5日と6日の2日間にわたり、箱根で開催された伝説のコンサート「箱根アフロディーテ」がテーマ。ヘッドライナーだったピンク・フロイドの名作「原子心母」の「アフロディーテ50周年記念盤」リリースを祝い、同梱ブルーレイに収録された、アフロディーテでのライヴ音源「原子心母」をレーベルのご厚意により特別オンエア!
*「箱根アフロディーテ」1971年8月6日、7日開催。
 「日本版ウッドストック」を目指して企画された、日本初の野外ロック・コンサート。主催はニッポン放送で、亀渕昭信さんが進行を務め、MCを糸居五郎さんが担当。会場は芦ノ湖畔、成蹊学園が所有する6万坪の「乗風台」。出演はピンク・フロイドのほか、バフィ・セントメリー、1910フルーツガム・カンパニーの海外勢に加え、ハプニングス・フォー、ズー・ニー・ヴー、赤い鳥、モップス、ダーク・ダックス、南こうせつとかぐや姫、長谷川きよし、本田路津子、尾崎紀世彦らが出演。渡辺貞夫グループや山下洋輔トリオ、佐藤允彦らジャズ勢も顔を揃えていた。グランド・ファンク「嵐の後楽園」から3週間後で、ピンク・フロイド出演時は濃霧が会場を覆い、幻想的な雰囲気が創り出されたという。
「アメリカから来た1910フルーツガムカンパニーは、ピンクフロイドがトリだって聞いて『なんで俺たちがヘッドライナーじゃないんだ!』って、すごい怒ったらしいです」(サエキさん)
 今回、その50周年を記念して「原子心母 箱根アフロディーテ50周年記念盤」がリリース。新発見の映像を収録したブルーレイがパッケージされており、その音を特別に今回オンエア! ほかに復刻した会場案内図やチケット・パンフレットなど特典満載のボックス・セットです。6600円!
「主催がニッポン放送だから、亀淵さんが裏方で奔走して、アフロディーテっていう手書きのステージ看板なんかもデザインしたんじゃないかな」(邦丸さん)
ウッドストックの日本版を、という心意気はよかったのですが…
「ぬかるみにはまったPAのトラックをみんなで押したり、とにかくあまりにも大変で、みんな二度とやりたがらなかったらしいです」(サエキさん)
★プレイリスト
1)サマー’68(Summer ’68)
「原子心母」オリジナル版から。
「ラジオでかけられそうな曲って、これぐらいしかないんです(笑)」(サエキさん)
2)原子心母(Atomic Heart Mother)
アフロディーテのライヴ音源を特別公開。「いい音だね!映像も見たくなっちゃうね!」(邦丸さん)
★オープニング・ナンバー
「スモーク・オン・ザ・ウォーター/ディープ・パープル」
今日は芦ノ湖畔の話だって聞いて、湖といえばこの歌だなって(邦丸さん)
<サエキけんぞうさんからのお知らせ>
8月28日、9月4日の2回にわたり、早稲田大学エクステンションセンターの公開講座「ロックを読む ― ジョン&ヨーコ、クイーン」で講師を務めます! 興味のある方、ぜひご参加ください!

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