なぜ菅首相は緊急事態宣言を9月12日までにしたのか?二木啓孝氏が推測!〜8月18日「くにまるジャパン極」
政府は緊急事態宣言発令中の6都府県の期限を8月末から9月12日まで延ばした。また、8月20日から京都、兵庫、福岡など7府県が宣言対象に加わることになる。
緊急事態宣言の期間については、9月下旬説もあったというが、なぜ菅首相は9月12日までとしたのか?8月18日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、ジャーナリストの二木啓孝氏が、その理由を推測した。
ジャーナリストの二木啓孝氏は、9月12日に決まるまでの経緯について触れた。
二木氏「元々は9月下旬説もあったんです。西村大臣は”20日でどうですか?”と言ったんだけど、菅首相が”いや9月12日までだ”ということになった。」
ではなぜ、9月12日にしたのか?
二木氏「菅総裁の任期が9月30日まで。衆議院議員の任期が10月21日まで。総裁選と選挙、どっちを先にするか?という話があったんですが、どうやら総裁選を先にして、後は選挙になる。9月17日に総裁選を告示して、29日に開票する。そうすると菅氏の任期のギリギリのところになる。緊急事態宣言を9月20日までにすると、宣言中に告示することになってしまう。」
そして、自民党総裁選に対する自民党内の思惑を二木氏は解説する。
二木氏「自民党の中では、噛ませ犬でもいいから総裁選は複数でやりたいという声が出ている。高市早苗氏が出馬するという声も聞くし、岸田文雄氏も機会があればと言っている。複数になれば、テレビや新聞は報道する。お祭りをやることによって、なんとなく五輪で出なかった菅氏に人気の出るバネとして総裁選を使いたい。という話だから9月12日なんです。」
二木氏は緊急事態宣言を9月12日までにした理由をこのように推測した。
<参考ニュース>
政府は17日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、まん延防止等重点措置を適用している茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を緊急事態宣言の対象地域に追加すると決定した。重点措置は宮城、山梨、富山、岐阜、三重、岡山、広島、香川、愛媛、鹿児島の10県に追加適用する。いずれも20日から9月12日まで。宣言は13都府県、重点措置は16道県に拡大。それぞれの対象地域では、百貨店など大型商業施設の入場制限を要請する。東京、大阪など6都府県に発令中の宣言と、北海道、愛知など6道県に適用中の重点措置の期限は今月31日から9月12日に延長する。
(共同通信ニュースより)
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週水曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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