大谷昭宏氏「菅首相の発信は紋切型。一人の人間として実情を伝えて!」〜8月2日「くにまるジャパン極」
国内の新型コロナウイルス感染者は8月1日に新たに1万177人確認され、4日連続で1万人を超えた。こうした中、ジャーナリストの大谷昭宏氏は、8月2日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、菅首相に対して「紋切型でなく、コロナの実情を1人の人間として伝えて欲しい」と切望した。
ジャーナリストの大谷昭宏氏は、新型コロナウイルスの恐ろしさが若者に伝わっていないことを危惧した。
大谷氏「若者たちの中には、”友達が軽症だったけど治った“だから大丈夫だと考える人もいるかもしれない。しかし、コロナに感染した若者が一生、味覚障害や嗅覚障害になるという後遺症が待っているかもしれない。軽症だから安全だといえない。そういう警告を菅首相は発信すべきです。」
分科会の尾身茂会長も先日、菅首相に「国民に理解と協力をいただくため、政府としてしっかりとしたメッセージを発信してもらいたい」と要望している。この菅首相のメッセージの発信の仕方を大谷昭宏氏は批判した。
大谷氏「これまで記者会見を聞いていても、紋切型。今の状況はこうですとか、秋口までには何割のワクチンをだとか役人の言葉でおっしゃっている。」
では、どのような発信をすべきか?
大谷氏「軽症の方でも私の聞いている範囲ではこんなケースがある。だから皆さん、気を付けてください。SNSでワクチンのデマが広がってるけど、これはウソなんです。私の言うことを信じてください。そういうことをトップリーダーの口から言うことが大きい。1人の人間として、1人の菅義偉としてこれを聞いて欲しいという声が聞こえて来ないのが残念ですね。」
このように大谷氏は提言した。
<参考ニュース>
国内で1日、新たに確認された新型コロナウイルス感染者が1万人を超えた。1万人超は4日連続。内訳は東京3058人、神奈川1258人、埼玉899人、大阪890人、千葉767人など。埼玉と千葉は過去2番目の多さで、首都圏をはじめ各地で感染拡大の勢いが衰えない。他に多い地域は、福岡434人、沖縄367人、兵庫317人などだった。死者は神奈川で2人など計5人が報告された。千葉で過去の感染者1人の取り下げがあった。
(共同通信ニュースより)
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。