子供の肥満、痩せすぎ増加問題 スマホ利用のせいなのか? ~7月29日「おはよう寺ちゃん」
7月29日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、文部科学省の興味深い調査結果について、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと、木曜コメンテーターの京都大学教授・藤井聡氏が議論を展開した。この調査は「学校保健統計調査」と呼ばれる幼稚園から高校生までの発育・健康の状態を調べるもの。今回注目されたのは、太り過ぎ・痩せすぎの生徒が増加したという2020年度の調査結果だ。
藤井聡氏「僕は、スマートフォンがイヤで」
この調査によれば、中学3年生で肥満傾向にある生徒の割合は、前年度よりも1.46ポイント増えて9.64%。一方で、小中高全ての学年で痩せすぎの生徒も、前年度より増加。肥満と痩せすぎが増えたことについて、調査担当者は「生活習慣の変化や運動不足が影響した可能性がある」と述べている。
「コロナの影響とかあるんですか?」と寺島アナから問われた藤井氏は、「あるんですかねえ」と不思議そうな反応。「痩せすぎ(の人)が増えるってあんまり聞いたことないですね」と藤井氏が話すと、寺島アナは「そうなんですよ」と同意見のようだ。
「(全体的に子供たちは)不健康になっているということなんですね」と藤井氏。寺島アナは、当該調査の担当者の別の意見も紹介した。それは、「スマートフォンの普及も、影響しているのではないか」というものだ。
「スマホによる視力低下も、気になるところではあります」(寺島アナ)
ここから話題はスマートフォンへ。藤井氏は、「(個人的に)スマートフォンは、世の中からなくなればよいのでは」「スマートフォンがなくてもいままで、僕らは生きてきたんだから」。
率直な意見に寺島アナは思わず笑いながら、「便利ですけれども」「そうですよね」「(たしかに、スマートフォン以前に)携帯電話がなくても、生きてきました」と返すのに精いっぱい。藤井氏は、「僕はイヤで、スマートフォンを持っていないですからね」とも。
「『とりあえずビール』みたいに、電車乗ると皆スマートフォンを使っていますね」(寺島アナ)
<参考ニュース>
文部科学省は28日、幼稚園児から高校生まで(5~17歳)の発育や健康の状態を調べる2020年度の学校保健統計調査を発表した。中学3年で肥満傾向のある生徒の割合が前年度より1・46ポイント高い9・64%になるなど、太り気味な児童生徒が増加した。さらに、小中高全ての学年で痩せすぎの生徒が前年度より増えた。裸眼視力「1・0未満」の小中学生の割合は過去最多となった。例年は4~6月に実施する健診を基に集計するが、20年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一斉休校で健診時期が遅れた学校が多く、文科省は前年度との単純比較は難しいとしている。
(共同通信ニュースより)
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