UAEで人工雨が降った! 50度近い猛暑抑えたが、別の問題も… ~7月27日「おはよう寺ちゃん」
7月27日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、日経新聞の記事「気象制御 動く先進国」が紹介された。中国やアラブ首長国連邦(UAE)をはじめ世界50カ国以上が、人為的に降雨を発生させる技術を用いた気象制御に挑戦しているという。番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと、火曜コメンテーターの上武大学教授・田中秀臣氏は、このニュースについて深く話題を掘り下げた。
地球環境への影響はあるのか?
中国は2025年までに国土のおよそ6割で人工降雨を活用する計画を立案。エチオピアも乾燥地帯での農業開発に活用する。また、水不足に悩むアラブ首長国連邦(UAE)では、人工的に雨を降らせて50度近くの猛暑を抑えたようだが、一部都市では車が移動できないほどの大雨となったようだ。
「こうした気象制御は干ばつの減少や、農業生産の拡大につなげるねらいがあります。しかし国際ルールは未整備で、地球環境への影響ですとか、国家間の水資源争奪を懸念する声が多いということです」(寺島アナ)
どうやら寺島アナは、過去に人工降雨のようなものを経験したことがあるようで、13年前の北京オリンピックの取材について回想した。
「たしかに開会式の前は雨だったんですよ。それが開会式の時には晴れて。(当時)人工降雨だったのか、なんて言われていたのですが。中国が計画している人工降雨というのは気象制御の一種で、航空機で化学物質を雲に撒いて、雨を降らせるというものなんですよね」(寺島アナ)
また、ドローン等の技術革新でこの取り組みが加速して、現在では世界50カ国以上が挑戦している。「とんでもない時代になってきていますね」と寺島アナは驚いた様子だ。
これを受け、「ここらへんに、UFOの正体があったりしてね」と冗談をとばしていた田中氏。続けて、「気候を自由自在にコントロールできるぐらいであれば、まずとりあえず、身近なところでいろんな問題を解決してほしいところですよね」と所感を述べて話題を締めくくった。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 またYouTube公式チャンネルではLIVE配信と、放送後にアーカイブでお楽しみいただけます。
2021/07/27/火 05:00-06:00 | おはよう寺ちゃん 5時~6時 | 文化放送 | radiko
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