村上信五くんと経済クン「日本刀と経済」をお勉強！

番組レポ 7/18, 2021

毎週土曜朝９時～放送している「村上信五くんと経済クン」。
７月10日（土）の講義は、「日本刀と経済」でした。
今、「刀剣乱舞」や「鬼滅の刃」の影響で日本刀が大注目！
「週刊日本刀」という雑誌の創刊を企画した編集者の小河原和世さんをお招きして、「週刊日本刀」はどのような雑誌なのか？そしてどのような特集が人気なのか？お話を伺いました。

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【「週刊日本刀」が生まれたきっかけ】
小河原さんのビジネスパートナであるイギリスの方が「日本刀ってどう？」と言ったのがきっかけ。いくつかある候補のひとつとして日本刀を調べてみると、刀剣乱舞ブームが起きていることを知った。伝統的な日本刀に若い世代が興味を持ち、今サブカルとして盛り上がっているとわかり、企画として進めることにした。
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【「週刊日本刀」ここが面白い】
（１）原寸大の刀写真で、刀の全体像と日本刀に裏表が一度に鑑賞できる写真
博物館などでの日本刀の展示では、ガラス越しで、表だけで裏は見えない。表と裏では刀文が違う。

（２）高精細の刀剣写真
刀文や地金をしっかり表すために、少しずつ光を当てながら分割して３センチごとに撮ったりしている。日本刀について熟知しているカメラマンを探すのが大変だった。

（３）歴史上の有名人が名をつらねる刀剣人物伝
毎号４ページにわたって歴史上の人物を取り上げ、その人の人生に刀がどう関わったかというのを紹介している。歴史の中には常に刀がある。本能寺の変でも、信長の日本刀が残っていたりしている。日本刀という視点から歴史を見ると、また新たな発見がある。
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【日本刀を実際に買うにはどうすれば良い？】
日本刀は武器ではなく美術工芸品として扱われているので、骨とう品店などで購入することができる。ただ、価値がわかりにくいので騙されることもある。全国に51人いる刀剣評価鑑定士の話を聞いて買うのがオススメ。値段はさまざま。何千万のものもあるが、中には100万円ぐらいから買えるものもある。
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【どうすれば刀鍛冶になれる？】
刀匠資格を有する刀鍛冶の下で５年以上の修行をし、その後文化庁主催の研修会を修了する必要がある。本当に厳しい大変な世界。女性の刀鍛冶は現代においてはいない。過去記録に残っているのはたった１人。
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まもなく120号で完結するという「週刊日本刀」。私も実際に見せて頂きましたが、原寸大の写真を見ると、刀文などとても美しいな…と見入ってしまいました。やはりロマンがありますね！！歴史や人物と結び付けて日本刀を見ると、また見え方が変わってくるとも感じました。長い時を経て、現代でも多くの人を魅了する日本刀。奥が深いです！！
坂口愛美