イベルメクチンとは? 注目のコロナ治療薬が日本で許可されない理由
イベルメクチンは新型コロナウイルスの治療薬として世界で注目され、すでにインドやブラジルでは治療薬として利用されています。本記事では、そんなイベルメクチンが日本で認可されない現状を解説します。
そもそもイベルメクチンとは、寄生虫の感染症の特効薬の一つで、ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智氏が開発したものだ。このイベルメクチンの日本の現状を、二木啓孝氏はこのように話す。
二木氏「現状、日本では、新型コロナウイルスの治療薬として3つの薬がすでに認可され、使用されています。しかし、イベルメクチンについては、推奨していません。田村厚労相は”お使いになったら保険適用で大丈夫です。副作用の治験はやってないので、副作用が出た場合については投薬した人の責任です” といったことを話されています。つまり自己責任ということです。」
こうした中、日本の医療機関の中には、コロナの陽性者にイベルメクチンを使用しているところもあるという。では、なぜ国はイベルメクチンを推奨しないのか?二木氏はこう推測する。
二木氏「そもそも数が少ないんです。なんで少ないのかというと、イベルメクチンはアメリカの製薬会社・メルク社が(大村智氏と)作ったものですが、特許が切れていて、今はジェネリックで安いものになっているんです。で、これを作る製薬会社がないんです。」
しかし、先日、うれしいニュースがあったという。
二木氏「名古屋の興和という薬品会社が7月1日にイベルメクチンの臨床試験を始めるということを記者会見しています。つまり臨床試験で害がなく効能があれば、これは厚労省も認めざるを得ないんです。」
最後に二木啓孝氏はリスナーに向けてこう訴えた。
二木氏「我々はコロナに対して、ワクチンだけでなく、治療薬についても知っておかなきゃいけない。自分を守るための知識として”イベルメクチン”という名前を是非覚えていただきたい。」
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。二木啓孝氏は毎週火曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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