
村上信五、著書『半分論』が売上好調。大竹まことも興味津々
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、4月24日の放送にSUPER EIGHTの村上信五が出演。今月発売し、売上が好調の著書『半分論』や、執筆のきっかけを語った。
大竹まこと「いままで若手がずいぶんここに来ているけど、バイトと(芸人の)仕事の割合を聞くと、近ごろの若手は『バイトしていません』という人が多い。何しているの、と聞けば『YouTubeで儲かっている』と。久々に『芸人が1、バイトが9』。もううれしい!」
大竹まこと「本(『半分論』)が売れているという話です」
村上信五「初日に重版がかかった、と言われて。そんなに手にとっていただけると思わなかったので、ありがたいです」
大竹「これが簡単なんだけど難しいというか。“半分論”と書いてある表紙のところに、小さく“村上信五”って書いてあるのね。タレントだったら普通、もっと名前がデカいはずなのに。すごいなと思って」
大久保佳代子「“SUPER EIGHT”も書いていない」
村上「はい。個人的な思考論なので」
大竹「巻頭のところに見城徹さん(幻冬舎)が『現代のアウフヘーベンだ』と」
村上「(アウフヘーベンは)ヘーゲルというドイツの哲学者の考え方で。知らなかったんです。書くきっかけは、ここ(文化放送)の『村上信五くんと経済クン』というラジオで。三宅香帆さんが来てくださったことで。半分論みたいな考え方を話したら『本で読んでみたい』と。とはいえ出版社も何も決まっていなかったので、ちょこちょこっと20ページぐらい書いて。ご縁がある出版社の方が見城さんでしたから、『これって本として成立するか見てもらえますか』と」
大久保「はい、はい」
村上「そうしたら『出そう』『現代のアウフヘーベンだ』と。アウフヘーベンってなんですの(笑)、というところから始まって。考え方って1つでも2つでもない。AとBがあったらA+Bもある。濃いAも薄いBも。どっちでもない、ということが多いじゃないですか。そういうことを考えていた人が過去にいるんだよ、と。知らずに自分でたどり着いたんだから書くべきだ、と言ってくださったのが決め手で。正式なオファーということでいいですか、ということで書いたのが『半分論』です」
大竹「アウフヘーベンという考え方ね」
大久保「三宅さんという方が、本を書いたらどうですかと勧めたと。最初、村上さんは半分論のどの部分を言ったんですか?」
村上「三宅香帆さんが本(『なぜ働いていると本が読めなくなるのか?』)をお出しになっていて。その宣伝のときだったんです。僕も読ませていただいて。ご紹介したときに、めちゃくちゃわかるところありますわ、と。僕も忙しいと読む時間なくなるけど、時間のやりくり捻出したら、つくれた。ある種、自分次第ですよね、と」
大久保「確かに」
村上「忙しいから、というのを人は言い訳にしちゃう。あれ見なきゃ、これ見なきゃ。でもそれって減らすという選択もできるじゃないですか。絶対にSNS見ないといけないわけじゃない。ニュースだってこれだけ情報過多なら取捨選択できるし。人のせいじゃないですよね、という考え方。『半分、人のせい。半分、自分のせい』と思っているんですよ、というのがきっかけで『それ、本に書いてくださいよ!』と一言いただきました」
番組ではその『半分論』を読んだ大竹が、村上に感想を伝え、話を引き出した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
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