
荒俣宏「AIはできないけど、人間はできること」
AIが発達すると人間は必要なくなるのでしょうか?4月15日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、作家の荒俣宏がAIにはできないけれど、人間にできることについて語った。
荒俣「僕に言わせれば理論的な話とか計算に関しては人間は敵わないと思っていますけど、例えば俳句とかラブレターを書くことはAIにはできないと思う。なぜなら恋してる時なんか常軌を逸している状態じゃないですか。そういう時に色んな発言をするっていうのが面白いんだけど、AIはそういうことができないわけじゃないですか。俳句もわからないと思いますよAIでは。『古池や蛙飛び込む水の音』これが何で面白いのかはAIには絶対にわからないです。だから1勝1敗でいいんじゃないかと思う」
大竹「新しい研究ではAIも嘘をつくっていうのがあるらしいんですね。人間のほうを大事にして、ここは嘘を言ったほうがいいだろうとAIが判断して嘘をつくらしい」
荒俣「忖度できるんだ。でも忖度って論理的なことなんですよ」
大竹「感情じゃないんだ」
荒俣「心から出しちゃいけないんですよ忖度は」
小島慶子「人工知能が発達する現代を生きるために大事なことは“バカになること”だそうですね」
荒俣「これしかないと思います。だってAIにバカはできないでしょう。人間には何をやっているのかわからないバカさっていうのがあって、それは人間が価値として持っていられるものだから」
大竹「“バカになること”っていう意味をもうちょっと教えて下さい」
荒俣「バカのほうが感度が高いんですよ。子どもは合理的な知識がないから見てわからないものを『何それ?』って聞くじゃないですか?『何で雨は降るの?』みたいな。合理的な知識があるお父さんがウッと詰まってわからないような質問するじゃないですか。あの感じが一番重要なんだと思います」
この他にも番組では荒俣宏が日本とAIにできないことについて話しています。気になる方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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