マスター・入山章栄が解説「クリエイターエコノミーを考える」

マスター・入山章栄が解説「クリエイターエコノミーを考える」

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様々な社会課題や未来予想に対してイノベーションをキーワードに経営学者・入山章栄さんが色々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」。

2025年3月31日の浜松町Innovation Culture Cafeは、「クリエイターエコノミーを考える」をテーマにお届けしました。

入山:今回のテーマは「クリエイターエコノミー」。たがえみちゃん、最近「これはクリエイティブ!」だなっていうのあった?

田ケ原:最近だと、「おしゃべりひろゆきメーカー」っていうので、ひろゆきさんのナレーションがその場で作成できて、TikTokの動画を作るのが流行っています。それがCoeFontという会社がやっていて、ひろゆきさんや声優さんたちの声をライセンスモデルを確立して、ファンによる二次創作ができるようになったみたいですよ。

入山:声のIP(知的財産)、権利ってやつだけど、まさにクリエイターエコノミー時代って権利が大事になるんだよね。権利って一個のコンテンツがビッグビジネスになると、誰がその権利を持っているかがカギになるんだ。権利を持っている人が一番収益を得るわけで、最近だと「鬼滅の刃」これはヒットした時にソニーや集英社が上手くやったわけです。

田ケ原:そもそもクリエイターエコノミーってどういう意味なんですか?

入山:一般的には、一個人がクリエイターにもなれて、その個人が自分で作ったものをネットなどを使って買ってもらって収益を得る仕組みのことを指すんだ。誰でもクリエイターになって、お金が稼げる。最近は言葉の範囲が広くなっていると思っていて、クリエイティブなものを使って、ベンチャー企業を持つとか。例えば、韓国のHYBEとかね。

田ケ原:HYBEというとエンターテインメント企業ですよね。アイドルグループのBTSやLE SSERAFIMも所属していますよね。

入山:ああいうのは、HYBEが権利を持っていて、しかも上場もしているんです。これからの時代は推し活(エンタメ)の時代。つまりエンタメのクリエイティブなスタートアップ企業でうまくいって、さらに上場もしちゃうという時代になってきたわけです。

田ケ原:クリエイターエコノミーって、音楽とかはイメージしやすいですけど、タレントを使ってどうやって収益化するのか、ファンクラブ以外だとイメージしにくいですけど…。

入山:いま、何が起きてるかというと、デジタルのおかげで、世界中でタレントのミュージックビデオとか見られるようになったけど、それらは大体0円。ではどこで儲けるかと言うと圧倒的にライブです。基本はライブとグッズ。ファンは多少高い金額でも買うんです。これで、今世界的に成功しているのが〇〇〇〇。アメリカでは、この人1人で GDP が変わるとも言われています。

エンタメで、GDPが変わるともいわれるアーティストとは、いったい誰なのか!?続きはこちらへ続きはこちらへ

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