
電気代が安くなる切り札!ペロブスカイトとは?
4月13日から開幕する大阪・関西万博でお披露目される電気代が安くなる切り札ペロブスカイト。4月8日「長野智子アップデート(文化放送)」では、元日刊スポーツ編集局長の久保勇人がその性能について語った。
久保「今、山の斜面とか家の屋根に置かれている太陽光発電っていうのはシリコンを使って発電しているらしいんですよ。それに対しペロブスカイトっていうのはヨウ素とか鉛を原料にして発電する仕組みで2009年に日本で発明されたものなんです。従来のシリコン系は耐久性に優れていて、いったん設置すると20~30年もちます。それから太陽光のエネルギーを電力に変換する割合も高いという長所はあるんですが、設備が重い。また山の斜面にソーラーパネルが敷き詰められている光景って有名ですけど日本は狭い国土なんで新たに設置する場所がなくなってきているらしいんですよ。それから土砂崩れなどの事故とか景観の破壊といった山林の問題も出てきています。1年間に30件くらいソーラーパネルを設置したことに起因する事故が起きているんです。一方、ペロブスカイトは発電ヨウ素とか鉛の発電材料を塗ったフィルムだったり、ガラスなんです。ですので、とても軽いし薄くて曲がるんです」
長野「このペロブスカイトっていうのは素材の名前なんですか?」
久保「そうです。元々は基本原理を発見した学者さんの名前らしいんですけど、今までの太陽光発電と比べて軽くて薄くて曲がるので建材として使いやすいんです。例えば建物の壁とか窓とか、それからシリコン系の太陽光発電が設置しにくかった狭いところや重さに耐えられない屋根とか、そういったところにも設置しやすい。それから車の屋根にも貼ることもできる」
長野「電気自動車とかに使えますね」
久保「製造工程もシンプルなので大量生産が実現すればコストも今までの太陽光発電より安くなる」
番組では他にも久保勇人がペロブスカイトの魅力を語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。
「長野智子アップデート」は平日午後3時30分~5時00分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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