マスター・入山章栄が解説「日本は半導体で主役になれるのか」

マスター・入山章栄が解説「日本は半導体で主役になれるのか」

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様々な社会課題や未来予想に対してイノベーションをキーワードに経営学者・入山章栄さんが色々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」。

2025年3月17日の浜松町Innovation Culture Cafeは、「日本は半導体で主役になれるのか
」をテーマにお届けしました。

入山:今回のテーマは「半導体」です。細かい電気信号を通したり通さなかったりするこの半導体が、パソコン、スマホ、最近では自動車も半導体が無ければ、動かないんです。これからの時代、とにかく半導体なんです。というのも「AI」が出てきたからです。

田ケ原:電子機器がたくさん出てくるからではなくて?

入山:それもあるんだけど、AIって結局、物凄い計算しているわけです。ということは、AIを動かせる半導体がもっともっともっと必要になるんです。だから今、AIが盛り上がっているから、そのAIを動かす半導体が無茶苦茶世界的に盛り上がっているんです。

田ケ原:一方で、私は半導体不足っていわれるくらい、新しく半導体を作るのって大変なのかなという印象もあるんですが。

入山:確かに大変ですね。特に最先端のものは大変。半導体ってメモリーやチップだったり、色んな種類があるんです。なかでも、いま世界で最高レベルのAIのための半導体は画像処理に特化した「GPU」。これを高い水準で作れる会社って一社しかなくて、それが「NVIDIA」。

田ケ原:聞いたことありますね

入山:世界の時価総額ナンバー1の企業です。

しかし、アニメ「キャプテン」の如く、今まで主役ではなかった日本が主役に躍り出る、いわば「ゲームチェンジ」が起ころうとしています。その理由は…

入山:特に今大騒ぎなのが、九州の熊本県を中心とした地域で、世界や日本の半導体企業がガンガン投資をしています。中でも有名なのは、台湾のTSMCという会社でそれが熊本に工場を作ったんです。それでいま、熊本周辺に投資が集まっているから、この地域は賃金が上がっています。

田ケ原:そうなんですね。工場を中心に。

入山:何でかって言うと、半導体を作るのには「優秀な人材」、さらに「水が綺麗」でないといけない。半導体って、実はかなり水を使う「洗浄」というプロセスがあります。物凄い微細だから、ゴミが付いてはいけない。だから、綺麗にするために、そこで水を大量に使うんです。

田ケ原:綺麗な水でないといけなんですね。

入山:そういう理由で、いま熊本に投資が集中しています。もう一つは、北海道のRapidus。こちらは純国産。日本はこれまで半導体そのものを作る部分が弱かったんです。だけど、久々に「日本が総力を挙げて半導体を作ろう」というのが、日本政府のサポートを受けています。というわけで、熊本と北海道が、とても盛り上がっています。

さらにさらに!信越化学工業やサムコ、アドバンテストに、レーザーテック。そのわきを固める世界トップクラスのシェアを持つ企業も、日本にはたくさん!?続きはこちらへ

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