板橋区立桜川中学校での「防災訓練」、ペット同行避難も実施!

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。

3月28日にミャンマーで発生したマグニチュード7.7の大地震。死者は1644人、けが人は3408人に達しました。今後さらに死傷者の数が増えるおそれがあります。
また、1000キロ以上離れたタイ・バンコクでも「長周期地震動」の影響とみられる揺れで建物が倒壊するなどの被害が発生しています。
明日3月31日の午後、生存率が著しく下がる「発生後72時間」を迎えます。日本人1人と連絡が取れていないこともわかり政府は確認を急いでいます。
少しでも早く捜索救出活動が進むことを願います。
いつどこで起きるかわからない地震、他人事ではありません。
備えを進めておきたいものですね。

さて、今日放送の「防災アワー」
2月24日に板橋区立桜川中学校で行われた、東京都と板橋区の合同防災訓練の様子をご紹介しました。
板橋区の桜川支部6町会から、地域住民およそ130人が参加して、避難所開設や運営、炊き出し、マンホールトイレの設置など訓練の他、今回初めて「ペット同行避難訓練」が行われました。




マンホールトイレを備蓄倉庫から取り出し設営しましたが、なかなかトイレを覆うテントを組み立てるのも難しく、町会の皆さんは協力しながら取り組んでいました。



今回の訓練について、板橋区桜川2丁目町会の石川隆彦会長は
初めて行ったペット同行避難では、ペットの避難スぺースを区民の避難スペースから少し離れたところに設置した。
皆さんのご協力でスムーズにいった。実際に発災したらもっと大変。この支部からだけでなく、他からの避難者も来る。そういう方達にもお声がけし、避難所運営をしていかなくてはならない。若い人が少ないこともこれからの課題
」と話してくれました。

地域住民が自分たちで開設し、運営することになっている「避難所」ですが、板橋区役所 危機管理部の牧修三さんは
住民同士の顔の見える関係が今回の訓練の成功につながった」と。
また参加された住民は
初めて訓練に参加したのでこういうものなんだとわかった。まずやってみないと。勉強になった
自分たちで運営するのは実際大変だろうし心配。自分は避難所の鍵を開ける3人の係のうちの1人。防災倉庫やセキュリティの鍵も全て預かっているので、一番に駆け付けなければならない。プレッシャーを感じる」と話す人もいらっしゃいました。

実際「能登半島地震」で家が全壊、珠洲市の避難所で「炊き出し係」として、いきなり800人分の食事を用意しなくてはならなくなり、本当に大変だったという被災者の話を聞いたことがあります。
地域で事前に訓練や話し合いをして、顔の見える関係を作ることは大切なことですね。

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子





   

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