統合作戦司令部発足に小島慶子「政治家はいかに戦争を始めないかについて魂を砕いてあたって欲しい」

統合作戦司令部発足に小島慶子「政治家はいかに戦争を始めないかについて魂を砕いてあたって欲しい」

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3月25日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、陸海空の3自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」が発足したという東京新聞の一面記事を取り上げた。

番組で紹介した東京新聞の記事によれば、陸海空の3自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」が24日、東京・市谷の防衛省内に約240人態勢で発足した、とある。

この「統合作戦司令部」は米軍との間で部隊運用の調整を担い、他国領域のミサイル基地などを破壊する敵基地攻撃能力(反撃能力)運用の司令塔にもなる。

ただし、日米の軍事的な一体化がさらに強まって米軍の影響力が高まり、自衛隊の指揮権の独立性が損なわれるとの懸念もあるため、文民統制の観点から適切に運用されているかチェックが重要となると、記事にはある。

この記事を受けてお笑い芸人の大竹まことは、「災害時に陸海空の自衛隊が迅速に機能することは大事だと思うが、軍事の話になった時に、今はトランプ大統領が世界の警察をやめるという発言がある中で、アメリカの影響下にある日本、特に自衛隊がどうなっていくのか不透明なところがあるにも関わらず、迅速に動けるような体制になることを危惧している」と発言した。

フリーライタの武田砂鉄氏は、「現在石破首相は自衛自衛官の処遇を改善しなくてはいけないと発言しているが、そもそも自衛隊の体制をどのように維持していくのかという問題がある。アメリカの介入が強まった時に、果たして自衛隊として自立できるのかという問題点も、当然に増えていくだろう」と述べた。

番組パートナーの小島慶子は、軍事的合理性から見て正しい選択だという考え方には反対すると発言した。「平和が大事」と言う発言は素人であるとするSNSの風潮に対しても危惧していると自身の考えを述べた。戦争することを選ぶ為政者たちは、「軍事的合理性から判断するならば◯◯は正しい。」と発言する市井の人々の命には興味がない。物語の主人公は戦争が起きても最後まで生き残るが、現実はそうではない。戦争が起きたら、自分は物語の主人公の背景で黒焦げになっている死体とか、一瞬だけ映るボロボロになった瓦礫の下にいるという前提で考えなくてはならない。政治家には、「いかにして戦争を始めないか」ということに、魂を砕いて取り組んでほしいと思うと述べた。

 「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 

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