
10万円商品券は自民党では慣例になっていた?
連日報じられている石破総理が新人議員に10万円の商品券を渡した問題。3月18日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるが取材してわかってきたことを話した。
小塚「鳥取・島根合区選出の参議院議員、舞立さんが日曜日の地元の会合で歴代総理が慣例として普通にやっていたと言ったんですね。鳥取の方なんで石破さんをかばう気持ちもあったのかなと思いますけど、きのうになって撤回してるんですよ」
長野「なんで?」
小塚「多分幹部から怒られたということだと思います」
長野「この方の言ってることは合っているんですか?」
小塚「私も色々取材したんですけど、少なくとも第2次安倍政権以降はやってましたよって言っている議員もいるし、自民党の関係者に聞いても昔はお金を渡していたんだけど、10年くらい前から商品券になったと言ってるので合っているのではないかと思います。他にもスーツお仕立券とか靴券っていうのもあったらしいですけど、10万円の商品券は最低ラインで20万、30万、50万円みたいな感じであったようです」
長野「安倍チルドレンって凄い人数が多くなかったですか?」
小塚「全員を招いたかどうかわかりませんが、確か安倍さんの時は何回かに分けてやっていたと思うんですよね。この話って1期生が『こんなの常識の範囲内じゃないので返す』みたいな動きになったじゃないですか」
長野「貰う側の意識が変わったから出てきた?」
小塚「古い自民党の人に言わせると『お土産なんだから何でそんなこと喋っちゃうの』って言ってますよ」
長野「(笑)少しは健全になってきてるってことですか?」
小塚「問題は2つあると思うんです。1つはタイミングですよね。自民党は今、安倍派が政倫審でずっと裏金問題の弁明を続けているし、そもそもなぜ裏金がなぜ行われたのかわからない状態です。このタイミングで商品券を渡すのはいかがなものかと…」
長野「裏金問題があったから石破さんになってますからね」
小塚「あと1つは、なぜ石破さんはこんなことやっちゃたのっていうこと。変な言い方ですけど石破さんってケチで有名なんですよ。面倒見が良くないボス。だから周囲に『総理になったら恒例でやってるんですよ』って言ってきた人がいたのかなと思っています」
番組では他にも小塚かおるが石破総理の10万円商品券問題について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。
「長野智子アップデート」は平日午後3時30分~5時00分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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長野智子アップデート
月~金 15:30~17:00
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