
就職氷河期世代は賃金が上がらない
現在30代後半から50代前半の就職氷河期世代の人たちは就職で苦労しただけではなく、現在も賃金が上がらないという。3月18日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」は、第一生命経済研究所 首席エコノミストの永濱利廣に詳しい事情を伺った。
永濱「2023年の賃金のデータなんですけど、2023年というのは30年ぶりの賃上げが実現したということで結構世間では騒がれていたんですけれど、年齢階層別の賃金の伸びを見ると、若い人中心に物凄く上がっているんですけれども30代後半から50代前半の人たちの賃金が上がってないんです。賃上げしても賃金が直接上がる人って労働組合の組合員ですから、30代後半以降になると管理職になっているので…」
大竹「外れているんだ…」
永濱「そうなんです。巷では賃上げ、賃上げって騒いでいるんですけど、実はミドル層はあまり賃金が上がっていないんです」
小島慶子「非正規雇用のまま年齢を重ねてご苦労されている方もいるし、正規雇用であっても割を食っていて老後に不安がある人もいる。就職氷河期世代だけ不遇であり続けている」
永濱「就職氷河期世代が年金を貰うタイミングがこれから来るじゃないですか。年金っていうのは、その時の現役世代が負担してシニアの方々に年金が分配される仕組みになっています。そうなると就職氷河期世代は当然受け取る時も人数が多いので1人あたりになると年金が減ってしまうんですよね」
大竹「その時期に生まれたっていうことだけで、とことん生きづらさが続いてしまっているんだ」
この他にも、永濱利廣が就職氷河期世代の不遇について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
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