
【水谷加奈の劇場型恋愛体質】すっぴん
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―3月14日(金)配信分―
またか…。と暗澹たる気持ちになりました。
日本郵政が投稿したフィルム動画に対して批判が続出したとのこと。結局その動画は謝罪とともに削除されたのですが、私からすると「どこがダメなの?」という感想しかないのです。
どういう内容かというと、女性宅の玄関先での配達員とのやりとりをコミカルに描いたショートストーリー。スッピンの女性は顔を見られたくない。配達員は受け取りのサインをもらいたい。女性がおもちゃのロボットアームを駆使して荷物を受け取ろうとしたり、配達員に「壁側を向いていてください。こっちを見ないで!」とお願いしたり。なかなかスムーズに荷物の受け渡しができないのですが、ラストは「どこに名前書けばいいですか?」と尋ねた女性に「ここです」と振り返った配達員と顔を合わせてしまい、ギャ!というオチ。
批判意見は以下の通り。
「女性をバカにしている」
「女性の防犯意識を揶揄している」
など。でもさ。こんな匿名クレイムにつきあっていたら面白い作品なんてつくれなくなっちゃいますよ。この動画を見て「女性をバカにするな」と文句言う前に、こういう面倒くさい客がスムースな配達の邪魔をしているんだということをどうして理解できないのでしょうか?
「すっぴん=恥という固定概念を助長している」
という意見もあったようですが、それなら
「ごめんなさい。スッピンで失礼しま~す」
と、明らかに修正しているような写真をSNSにupしている女性タレントにも文句言えば?と私は言いたい。そっちのほうが女の敵だろ。
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