【アナコラム】坂口愛美「R-1グランプリ、実は…!」

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!

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▼3月14日配信号 担当
坂口愛美アナウンサー

「芸歴30周年、50歳にしてR-1グランプリに初挑戦する!」とふかわさんが表明されたのは、去年の8月のことでした。
その後9月に、日曜日放送の「おとなりさんday」にゲストでお越し頂き、もう一度ネタと向き合いたいと思ったこと、長年続いたテレビの帯番組が終わることで「穏やかな港町から大海原に出るタイミングで挑戦してみよう!」と思ったと話してくださいました。
そしてR-1グランプリへの挑戦を終えた今年2月、アンガールズ山根さんの代打で番組にまた来て頂き、戦いを終えた感想も伺いました。
準決勝は口から臓器が出そうなくらい緊張したが、R-1グランプリのお陰で、生活にハリと潤いが出たので美容に良いとのこと。話の流れで「あなたも一回出たほうが良いよ」と言われました。その瞬間、私の中で大きな葛藤が生じることに。実は私、2年前にこっそりとR-1グランプリに出場していたのです。
関西出身で、もともとお笑いが大好きだった私。2019年、前の職場の同期アナウンサーを誘って「じゃこ天スプラッシュ」というコンビを組み、M-1グランプリに初挑戦しました。結果は初戦敗退でしたが、信じられないくらいの緊張感の中でステージに立ち、ほんの少しだけですが笑い声が聞こえてきた瞬間は、全身に鳥肌が立つくらい嬉しかったのを今でも覚えています。
文化放送の面接でもこの話をし、M-1出場経験のある太田英明アナウンサーと話が盛り上がったお陰か(?)、次の年の春に晴れて文化放送のアナウンサーになることができました。「じゃこ天スプラッシュ」の活動は続けていきたかったのですが、文化放送に入社してすぐにコロナ禍に。愛媛にいる相方とも会えなくなり、じゃこ天スプラッシュは自然消滅してしまいました…。
もうあのステージに立つことはないだろう、と諦めていたのですが、ある時ふと「じゃあ1人でR-1グランプリに出れば良いじゃないか!」と思い立ってしまったのです。
そして、2023年1月、R-1グランプリに挑戦することを決めました。ただ、当時平日朝の番組「おとなりさん」を担当していて、芸人さんとご一緒する機会が多く…決して生半可な気持ちで挑戦しようとしていた訳ではありませんが、プロの方々の前で「R-1グランプリに出る」なんて絶対に言えない!と思い、誰にも言わずにこっそり出ることにしたのです。ネタは、「オタマトーン」という楽器を使って、その音色をブリッジにあるあるネタを言っていくというもの。
会場に着いてみると、M-1とはまた違う独特の空気感でした。全員が1人で戦っているので、誰とも話すことなく、ひたすら壁に向かってネタの練習をしています。
逃げ出したい感覚に襲われましたが、何とか舞台に立ち、最後までネタをやりきりました。結果はM-1と同じく初戦敗退。ただ、2度ほど客席から笑い声が聞こえてきて、その瞬間は飛び上がりたいほど嬉しかったです。
自分の中で良い思い出として閉まっておこうと思っていたのですが、放送で「あなたも一回出たほうが良いよ」と言われたあの時。放送では嘘はつきたくない!というのが自分のモットーなので、思わず「実は出たことがあって…」と話してしまいました。このような形でバレてしまうとは…!でも、気まずそうに言う私に対して「ちゃんと出ようと思って出たことがすごいよ!」と言ってくださったふかわさんの言葉に救われました。
3月16日におとなりさんdayの1周年イベントを開催するのですが、その中で、なぜかR-1でやったネタを披露することに…!
墓場まで持っていくつもりのネタでしたが、やるからには全力で頑張ります!配信チケットはまだ販売していますので、皆様、ぜひ温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

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