大規模接種、なぜ国と自治体足並み揃わない?大谷昭宏氏が聞いた吉村知事の言い分~6月21日「くにまるジャパン極」
大谷昭宏氏「東京都、大阪府と自衛隊の大規模接種を始めています。ところが、一般市民の方は接種券がないと大規模接種会場に行けないわけですよ。これは本当におかしな話。」
6月21日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)でジャーナリストの大谷昭宏氏は、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種について、国と自治体の対応に苦言を呈した。
東京と大阪に設置した新型コロナウイルスワクチンの「自衛隊大規模接種センター」では、64歳以下の人の接種が始まっている。これについて、大阪府に住む大谷氏はこのように話す。
大谷氏「一般市民の方は接種券がないと大規模接種会場に行けないわけですよ。これは本当におかしな話。職域接種の場合は別に接種券がなくても後で自治体届けをすればそれでいいという感じ。大阪では、自衛隊は30%しか埋まってない時がありました。自衛隊の人は来て欲しい。市民の皆さんは行きたくてしょーがない。でも自治体から接種券が来てません。おかしいだろ。ひどいところは接種券が送られるのが8月以降になる自治体もあります。」
このことを大谷氏は、大阪の番組スタッフづてに大阪府の吉村知事に伝えたと言う。そして吉村知事からの言い分を大谷氏はこのように聞いたという。
大谷氏「知事もそれなりの言い分があった。国があれだけ大規模な形でやってくれるとは思わなかった。だから市町村はそれぞれ自分のところでやらないといけないと思ったので75歳以下とか65歳までとか五月雨式に出していかないと自治体が持たない。そう思ってたらドカンとやられたから接種券が出せなくなったんだという話。で、昨日あたりから問い合わせしたら、来てくれたら(接種券を)直接出しますとなった。」
吉村知事の言い分を聞いた大谷氏は、「確かに今まで経験したことのないことをやっているわけですけど、もう少し柔軟に知恵を絞ったりできないのか?という気がするんですよね」
と、自身の考えを述べた。
これに加え、大谷氏はワクチン接種について「一番いけないのが、皆さんが2回打ち終わればなんとかコロナの中で自分の命が助かったんじゃないかと思われるわけです。多くの方が早く打ちたいと思っています。そのみんなのひしひしとした思いが全然届いていない。」と国と自治体の対応に怒りをあらわにした。
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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