
【水谷加奈の劇場型恋愛体質】え、見えてる!
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―3月7日(金)配信分―
オートクチュールコレクションやファッションショーのランウェイに登場するネイキッドファッションが話題になっています。
ネイキッド(naked)とは【裸の、むき出しの】という意味。モデルたちはシースルードレスの下にフェイク乳首や陰毛ウィッグなるものを装着しています。
見る側からすると「え!透けてる!見えてる!」となる。だって裸で歩いているのと何ら変わらないのですから。一方本人からすると「いえ、ホンモノは見せていません。これはつくりものですよ~」となる…。でもそれって見ている側からすると、ホンモノなのかニセモノなのかわからないから戸惑うだけ。
これってミニスカートの女子高生と同じではないでしょうか。駅の階段下から見て「あ、見~えた。にやり」となった人が、「違うよ。これはパンツじゃなくて黒のインナーパンツだもん」
と言われても、いやいや見た側からしたら「中が見えた」ということにコーフンしているわけですから、パンツとインナーパンツの違いなんてどうでも良いのです。
ネイキッドファッションについて。
【今までタブーとされてきたものを見せることで女性性の解放を促すムーブメントになる】
とモード界は提案しているらしいけど、本当の解放ってこういうことじゃないんじゃないの?
あとさ。
女性だとこういう形になるけど男性の場合はどうなるんだろ?
「え?見えてる!」と驚いても、「コレはニセモノです」と言われるのだろうか?
いやいやいや、絶対におかしいって。でも男女平等、ジェンダーフリーの世の中だからいいのか。
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