
「夜と同じはダメ」みのもんたさんから教わった昼番組の極意をカンニング竹山が明かす
野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時) 3月3日の放送は、お笑い芸人のカンニング竹山が、1日未明に亡くなったみのもんたさんについての思い出を語った。
邦丸「文化放送OBでいらっしゃいます、あの、みのもんたさんが旅立たれました。80歳でした。私は中学時代に、みのさんの『セイ!ヤング』を聞いていてね。♪みのみの~もんた、みのもんた!って。実にエロというかグロと言うか…という“みの節”を聞いてましたね。竹山さんは、みのさんとは?」
竹山「私は非常にみのさんには感謝しておりまして、もちろんバラエティーとか、『クイズ$ミリオネア』とか、その辺でいろいろお世話になったんですけど。2007年ぐらいに『おもいッきりテレビ』(午後は○○おもいッきりテレビ)ってあったじゃないですか」
邦丸「日テレのね」
竹山「あれが終わってリニューアルして、『おもいッきりイイ!!テレビ』っていう番組になって、レギュラーにさせてもらったんですよ。私もまだ若くて1人でバリバリやりだしたときで、その裏番組が『笑っていいとも』だったんです。『笑っていいとも』には1か月に1回ぐらい呼んでいただいていたんですが、やっぱりレギュラーが欲しいじゃないですか。
その時に日テレさんから『おもいッきりイイ!!テレビ』に入らないかって言われて、それで入ったんです。だから、バラエティの人間としては『いいとも』に入れてないから、こっちで頑張ろうみたいな気負いがあって、ちょっと尖ったことを言おうとか、笑いを取ろうとか、やってたんですよね。
でまあ、いい感じでみのさんも笑いながらやってたんですけど、ある時に「竹ちゃん、飯食おうか」って言われて、本番終わって行ったんですよ。そこでみのさんが丁寧にやさしく、「竹ちゃん、昼間の番組に来たじゃない。昼間の番組の出方を教えてやるから勉強しな」って言われて。「これから年を取って、たぶん夜だけじゃなくて昼間もたくさん出ることになる。きっと、ワイドショーとかそういうのにも出ていくことになる。そうなった時に、夜と同じようにやっちゃいけないんだ。はっきり言うと、そんなに気負っちゃいけない。昼間、頑張ったやつが1人いると視聴者は見にくい。だから、そうじゃなくて自然に流れていく。この番組を見てる視聴者さんは、あくまでも僕を見ている。みのが何をいうかを見ているから、最終的にはそこにパスして。それで足りなかったら俺も竹ちゃんにパスするから」と。「そうしたら視聴者の人が安心して毎日見れる番組になる。昼間ってそういうことなんだよ」って。ああ、なるほど。そうなんですねって。「でも、今やってることはすごくいいと思うので、このまま我慢しなくていいけど、心の中で朝とか昼間の番組をやるっていうのは、そういうことだと考えながら、ここからシフトチェンジしながらやったほうがいい」って言われて、はい分かりましたって。それがあるから、そこから情報番組とか昼とか朝も出れるようになったし、本当にみのさんには感謝しています」
邦丸「へえ~!」
竹山「いろいろ教えてくれた方でしたね」
邦丸「いいこと聞きましたね、いい時代に」
竹山「そうです。その当時にいいことを聞いて。だから本当に僕は人に恵まれていたなと思うんです」
放送では、去年の3月31日に放送された『セイ!ヤング 55周年特別番組』での、みのもんたさんの肉声もお届けしました。明るく元気なトークはradikoのタイムフリー機能でお楽しみください。
「くにまる食堂」は平日朝9~13時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。