気象研究所・中本能久(よしひさ)所長に聞く

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

今月の「防災アワー」
4回にわたって気象庁・気象研究所 中本能久(なかもと・よしひさ)所長へのインタビューをお送りします。

茨城県つくば市にある「気象研究所」。つくば駅から路線バスでおよそ10分あまり、驚くほど広大な敷地の中にレーダードームを設置した本館や気象風洞実験棟、フェーズドアレイレーダー、観測露場などが点在しています。




気象研究所は気象庁の業務に貢献するための研究を行っている所で、注意報・警報も含めた天気予報、地震、火山、気候変動などについて幅広く研究を進めています。
第1回は、中本所長ご本人がどのように気象の道に進まれ、どのような仕事を経験されてきたのかもお話いただきました。

中本所長は気象大学校ご出身。気象大学校とは千葉県の柏市にある気象庁の中核となる職員を養成するための気象庁の施設機関です。
学生数は1年~4年まで合わせて60名という少数精鋭の大学で、卒業後はみなさん気象庁に勤務することになります。
中本所長は岐阜や名古屋の地方気象台を経て、東京で通信処理システムの仕事をされたり、東日本大震災直後には仙台管区気象台で観測復旧などに尽力されました。
10年ほど前気象庁の広報室長をおやりになっていたときは、私も大変お世話になりました。
当時は緊急時の報道発表に当たるため、何かあればすぐ出勤する必要があり深夜の電話にも1コールで起きていたそうです。
ご本人いわく「家族には苦労をかけたかもしれないが、仕事自体は非常にやりがいがあって好きな仕事だった」とか…。

聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。
来週は、東日本大震災が起きた当時の状況についてお話しいただきます。

尚、岩手県大船渡市赤崎町合足(あかさきちょう・あったり)で2月26日発生した山林火災は、5日目となったきょう3月2日現在も延焼が続いています。
岩手県によると、焼失面積はおよそ1800ヘクタールに拡大し、総務省消防庁の記録では、焼失面積は平成以降の林野火災で最大規模となります。
岩手県沿岸南部には「乾燥注意報」が2月18日以来13日連続で、また現在「強風注意報」も発表されています。
雪か雨が降るのは3月5日(水)以降と予想されていますが、鎮火のめどは立っていません。

気象予報士 防災士 気象庁・都庁担当記者 伊藤佳子







 

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