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トランプ氏がゼレンスキー氏を独裁者と非難 小島慶子「あれを彼なりのディールだからと様子見してはいけない」
2月25日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、「平和実現なら辞任用意 侵攻3年、ゼレンスキー氏会見」という東京新聞の記事を取り上げた。
番組で紹介した東京新聞の記事によれば、ロシアに侵攻されるウクライナのゼレンスキー大統領は23日、同国の平和が実現するかNATO加盟が認められれば「大統領を辞任する用意がある」と述べた。
ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で3年となり、ゼリンスキー氏はトランプ米大統領から「選挙なしの独裁者」と非難され、権力にしがみつく考えはないと反論する狙いとみられ、首都キーウで記者会見したと東京新聞の記事にはある。
この記事を受けてお笑い芸人の大竹まことは、ロシアのウクライナ侵攻から3年が経ち、民間人の負傷者や国外避難民、国内避難民、日本への避難民について数字で把握できるようになってきているが、今、ロシアとアメリカの関係で、少しロシアに有利な形で物事が収まろうとしているように思えると落胆した。
フリーライタの武田砂鉄氏は、トランプ大統領の会見を聞いていると、彼は人間よりも金の話ばかりをしていると話す。そしてトランプ氏は「ゼレンスキー大統領の支持率は4パーセントだ」と、どこに根拠のあるかわからない数値を言って彼に独裁者だというレッテルを貼って批判している。ゼレンスキー大統領がロシアの侵攻が始まって以来の3年間で、どのように国際協調を作り上げていくのかという積み重ねを全てぶち壊すような、金で物事を動かそうとする介入の仕方をしていて、見ていて忸怩たるものがあると述べた。
番組パートナーの小島慶子は、フランスのマクロン大統領が、トランプ大統領と一緒に会見をしている際にトランプ氏の腕を掴む形で彼の発言を制したことがニュースになったが、あれはとても重要な行動であると発言した。トランプ氏の発言や行動を、「あれは彼のディールだから」とか「あれがトランプ流、トランプ節」だからもう少し様子をみようという態度や言説は慎むべきであるし、トランプ氏のような言動は相手にとって不利なレッテルを貼り、周りの人に悪い印象を植え付け、自分にとって有利にことを運ぼうとする人間のやり方であると批判した。
「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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