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【12月17日放送 ハラスメント最前線】
本日はハラスメント専門家の山藤祐子さんをゲストに迎え、
昨今話題となっているハラスメントについて考えます。
そもそもハラスメントとは?
「ハラスメント(harassment)」という英語は、
「いじめ」や「いやがらせ」を意味します。 厚生労働省では、
以下の3つのハラスメントを明確に定義し、
企業や組織に対して防止措置を義務付けています。
●パワーハラスメント(パワハラ):
「優越的な関係」を利用して、働く人の心身を蝕む行為。
具体的には、過度な叱責、無理な業務の強要、孤立させる行為などが含まれます。
●セクシュアルハラスメント(セクハラ):
相手が嫌がる性的な言動・行動をすること。
これにより職場の環境が悪化したり、職場上の不利益をもたらす場合も含まれます。
●育児・介護休業に関するハラスメント:
育児や介護を理由に、不当な扱いを受けること。
ハラスメントが増えている?
一見すると、ハラスメントの種類が増えたように感じますが、
実際の件数は減少傾向にあります。 しかし、
被害を訴える人が増えたことで、可視化されるケースが増えたと言えるそう!
ここで山田さんから由真さんに質問!
「気が利く後輩を褒める場合、どのような言葉が適切だと思いますか?」
由真さんの答えは、
「山田くん、若いのにしっかりしてるね」
これに対して、山藤さんは
年齢に言及するのは、ハラスメントではないものの、不要な表現と指摘。
たとえば、
「山田さんの目配りには本当に感心させられます」
と、性別や年齢に関係なく、個人の能力を評価する表現が
望ましいそう!
近年、「○○ハラスメント」という言葉が流行していますが、
日本国内だけでも50〜60種類ほど存在すると言われています。
ただし、すべてのハラスメントが法的に定義されているわけではなく、
誰かが作った言葉も多いため、正しく理解することが大切ですね
この記事の番組情報
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上地由真のワンダーユーマン
月 21:30~22:00
上地由真がメインパーソナリティを務め、アシスタントとして文化放送・山田弥希寿アナウンサーが進行役を務めます。 番組では毎週テーマを設け、“由真的”テイストで進…