【12月10日放送 奥深き「駅メロ」の世界】

【12月10日放送 奥深き「駅メロ」の世界】

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本日のゲストは駅メロ研究家であり、
昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員の藤澤志穂子さん。

駅メロとは?
駅メロディ(駅メロ)は日本発祥の文化。
発車ベルの代わりにオリジナルメロディを流したり、
ご当地ソングをアレンジして使用することもあります。

都心では5〜10秒の短いメロディが一般的ですが、
地方では列車の本数が少ないため、
列車の到着を知らせる目的で長めに流れることも。

駅メロの歴史
鉄道が走り始めた明治時代には、発車ベルが使われていたのだとか。
しかし、満員電車で急かされるような印象があったため、
1980年代後半から音楽を流すようになり、
徐々にご当地ソングが取り入れられていきました。
1951年(昭和26年)、大分県の豊後竹田駅では
滝廉太郎の『荒城の月』を市民が拡声器で流していたというエピソードも。
これは駅メロではなく、レコードが擦り切れるほど
繰り返し流されていたそうです。

藤澤さんが特にお気に入りなのは、JR福島駅の『栄冠は君に輝く』。
産経新聞の記者時代、秋田に赴任するために東北新幹線に乗った藤澤さん。
途中停車した福島駅で「栄冠は君に輝く」が流れてきた。
「甲子園の歌がなぜここで?」
駅メロへの興味を持つきっかけになったそうです。
この曲を作曲した古関裕而さんは福島出身で、地元の人々が彼を
通じて町おこしをしたいという思いを持っていました。
その後、古関さんをモデルにしたNHKの朝ドラ『エール』も制作され、
大きな話題となりました。

藤澤さんは、東北の駅メロに興味を持ったことから、
全国の駅メロを巡るようになり、
現在もその魅力を研究し続けています。

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