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2025年予算案の修正協議が佳境に。与党は維新と国民民主を天秤にかけている状況。
2月12日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、2025年度予算案の修正協議が佳境にというニュースについて意見を交わした。
森永氏「少数与党の割に相変わらず偉そう。『モテる男』を気取ってる場合じゃないだろ!」
自民、公明両党と野党の2025年度予算案の修正協議が2月中旬から佳境に入る。野党が予算案への反映を求める政策は財源が明確でないものが目立つ。少数与党の石破政権は予算案の早期成立をめざし、修正ありきの姿勢で交渉に臨む。
予算案を確実に年度内で成立させるには、3月2日までに衆議院を通過する必要がある。
与党側は、予算案の修正作業に1~2週間かかると想定し、逆算すると協議は今週が山場になると見ている。与党は2024年11月からの臨時国会で、日本維新の会と教育無償化を議論する協議体の設置で合意した。国民民主党とは所得税の非課税枠「年収103万円の壁について、25年から引き上げて178万円を目指す」と明記した幹事長同士の合意書を交わした。
維新・国民民主から25年度の補正予算への賛成を得るためで、それぞれ25年度予算案の採決に向けて交渉が続く。与党としては、双方天秤にかけている状況だ。
寺島尚正アナ「教育無償化、年収103万円の壁の見直し。どちらも歳出増を伴う修正で、財源の確保が必要になると日経新聞は指摘しているんですけれど、森永さんはこのあたりどうご覧になりますか?」
森永康平「まあ、そうですね、そもそも財源がどうとか、財政赤字がどうとかっていうのは二の次であるべきというかね、やるべきことがあるんだったらやりなさいよって話で。別にやる必要がないのに財政赤字にしてまでやるっていうのは意味が無いと思いますけど、やる必要があるんだったら、財源とか財政赤字とかいってないでやれっていう話だと思うんですよね。まあそれをやっぱり財源が無いからといってやるべきことをやらないのは、従来通りの日本の政治家・官僚の動きだなあって思いますし。何よりも、与党としても少数与党なわけですよ。それが国民の意志なわけじゃないですか。そのわりに相変わらず偉そうだなと思うのが、『維新と国民民主、どっちにしようかな~』みたいな」
寺島「選んでる、っていうね(笑)」
森永「なんかこう、『モテる男』みたいなね(笑)。『どっちと付き合おうかな~』みたいな。おまえ、そういう立場じゃねーだろ!っていう風に思いますけどね(笑)。全然自分たちの立場がわかってないし、財政とか財源の考え方が僕は間違っていると思うし、『何だかな!』って思いますよね。このまま夏の参議院選挙につっこんだら、また痛い目を見るけど大丈夫ですか?っていう風に思いますね」
寺島「重ねて申し上げると、財源がトップに来る問題ではないってことなんですね?」
森永「やるべきことがあるんだったらやりなさいよって思うんですよね。戦争とかが起きちゃいましたと。攻め込まれましたってなった時に、『財政赤字なんで、しょうがないですね。防衛できません』っていうのか?っていったら、いうわけがないんですよ。だからそれって必要でしょ?とは思いますね」
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