外国人労働者の伸び幅が過去最大 「放置すると国民感情に大きな影響」

外国人労働者の伸び幅が過去最大 「放置すると国民感情に大きな影響」

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1月31日(金) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティーを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。金曜コメンテーターでMCPアセット・マネジメント チーフストラテジストの嶋津洋樹さんと、外国人労働者の増加について意見を交わした。

あまり速いペースだと弊害が

寺島アナ「厚生労働省は31日、日本で働く外国人が2024年10月時点で230万人となり、前の年に比べ12.4%増えたと発表しました。増加幅は25万人で、集計開始の2008年以降で最大となりました。人手不足を背景に企業が採用を強化したといいます。外国人は就業者全体の3.4%を占めます。伸び率を産業別にみますと、最も高かったのが医療福祉で28.1%増。次いで建設業が22.7%増。宿泊飲食サービス業が16.9%増でした。人数で見ると製造業が59万人で最大でした。在留資格別にみますと、製造業の技術者や看護人材などを含む「専門的・技術的分野」が71万人と20.6%増えて首位となりました。特に一定の専門性を持つ外国人を受け入れる特定技能が20万人と49.4%増えました。こちらは嶋津さん、どうご覧になりますか?」

嶋津「日本は人口減に直面しているので一定程度の外国人の受け入れは、必要不可欠になってくると思うんですけど、どういうペースで受け入れるのかは、インバウンドもそうですが、あまり速いペースだと弊害がどうしても起きるわけです。もう少し長期的な観点から、どれくらいのペースで受け入れていくのかを、もう少しはっきりと示さないと、何でもかんでもということにもなります。それから日本の労働者との関係ですよね。需給が逼迫した方が当然、賃金や待遇は上がりますから、それを緩める政策なわけですね。その辺りの制度設計はきっちりされているわけではないので、放置しておくと国民感情にも大きな影響を与えますし、結果的に上手くいかないということになりかねないので、長期的な視点が欲しいと思っています」

寺島「良い部分だけじゃないですものね」

嶋津「もちろんそうだと思います」

<出典>
外国人労働者230万人、24年伸び幅最大 労働者の3%に – 日本経済新聞

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