フジの社長・会長が中居氏問題で引責辞任 小島慶子「フジの事件と同じ構造は、私たちの間にたくさんある」
1月28日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、フジテレビの社長・会長が中居さん問題で引責辞任という毎日新聞の一面記事を紹介した。
番組で紹介した毎日新聞の記事によれば、フジテレビは27日、元タレントの中居正広さんと女性のトラブルに社員が関与したと報じられた問題で信用の失墜を招いたとして、港浩一社長と嘉納修治会長が同日付で引責辞任すると発表した。また、港氏の後任の社長にはフジ・メディア・ホールディングス専務の清水賢治氏が28日付で就任する、とある。
この記事を受けてお笑い芸人の大竹まことは、会見でコンプライアンス担当者に中居氏のトラブルの話が入っていなかったことが明らかになったり、会見に姿を表さなかった日枝氏がどこまでこの話を知っていたのかとか、三月に第三者委員会の結論出すというがそれまでの間テレビをどうするのかとか、この話題に関してはどの話をしたらいいのか分からないくらい問題がある、と話した。
また番組パートナーの小島慶子は、この問題ではテレビ局と芸能人と女性アナウンサーという名称が出てくるので自分とは縁遠い特別な芸能界の話と思う人がいるかも知れないが、そうではないと話した。例えば、会社勤めをしている人は、立場が上の人たちから、今度の宴会に広報にいる可愛い子を呼んで欲しいとか、受付に座っている女性を誘って欲しいと言われたりしたことはないか。他にも、取引先の偉い人が会社に来て記念撮影をすることになると、若い子をその人の周りに座らせた方がいいのではないかという話をしたり、聞いたりしたことはないか。花束を贈呈するときや相手方にお茶を出すときは、会社の綺麗どころにやらせようという話を見聞きすることはないか。このような会話が、会社や地域や親戚の間であるのではないか。若い女性や目を引く女性をまるで捧げ物のように、肩書きのある、または立場の強い人に差し出すようなことがないか考えて欲しい。大前提として、フジテレビは徹底的に膿を出すべきで、再発防止をしなくてはならないし、何があったかを全て明らかにする必要があるし、被害にあった方を最大限守り、透明性を高めて報道機関としての責任を果たさなければならない。しかし、この問題はフジという特別な、特殊な会社が起こした事件だったということで終わらせないで欲しい。
この事件と同じ構造は、私たちの間にたくさんある、と小島慶子は話した。
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