兵庫県元県議の死亡に関して 大竹まこと「立花氏は裏を取っていない情報を流したのでは」
1月21日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、兵庫県の文書告発問題に関する県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった元県議が死亡したことについて、県警本部長が立花氏の投稿を否定したという毎日新聞の記事を紹介した。
番組で紹介した毎日新聞の記事によれば、兵庫県の文書告発問題に関する県議会調査特別委員会(百条委)の委員だった竹内英明元県議(50)が死亡したことについて、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が動画サイトなどで「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと発信したことについて、兵庫県警の村井紀之本部長は20日、「竹内元議員について任意の調べをしたこともないし、ましてや逮捕するというような話は全くない」と全面的に否定し、県議会警察常任委員会で答弁したとある。
また、村井本部長は「基本的に個別案件の捜査について言及することは差し控えているが、事案の特殊性に鑑みた」として答弁し、「全くの事実無根で、明白な虚偽がSNS(ネット交流サービス)で拡散されていることについては極めて遺憾だ」と述べたとある。
この記事を受けてお笑い芸人の大竹まことは、立花氏がSNSに載せた情報を信じた人達の誹謗中傷が元県議にたくさん寄せられ、人の命がなくなったと声を落とした。また、立花氏は後日自身の発信した情報は間違いだったと謝罪したそうだが、つまりはよく裏を取っていない情報を、彼は流したと言うことになるのではと発言した。
フリーライタの武田砂鉄氏はこの立花氏の謝罪動画を確認したところ、立花氏の謝罪の相手は県警であり、亡くなった元県議に関しては、こういう形で亡くなるのはずるいとか、何か別の事情があったのではないかと言って、立花氏の発言を信じ続ける人に対して、まだ何かあるのではないかと思わせるような言い方をしている。また齋藤兵庫県知事は立花氏の誹謗中傷やデマ動画に対して対応しないのかと記者から問われても、人の心を傷つけてはいけないというような一般論に終始するばかりで、それもどうかと思うと発言した。
番組パートナーの小島慶子は、SNSの誹謗中傷は人の心を傷つけてはいけないというレベルの心の問題ではなく、尊厳の問題であると発言した。尊厳を傷つけられた人は、その社会で生きていくことが非常に困難になるような状況に追い込まれることもある。そのことで思い詰めて命を絶つ人は、過去にも本当にたくさんいた。だから、人に優しくしようとか、心を傷つけてはいけないというレベルの話ではなくて、誹謗中傷や虚偽の情報は人命に関わるのだ、 人権侵害なのだ、人の尊厳に関わる問題で非常に深刻なのだという認識を示すべきところであり、齋藤兵庫県知事のSNS上の言論に対する認識は極めて甘いと話した。
「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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