ガソリン価格の高騰の理由、下げる方法とは?

ガソリン価格の高騰の理由、下げる方法とは?

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、1月20日の放送に政治ジャーナリストの二木啓孝が出演。「ガソリン価格が200円になる?」というテーマで、価格高騰について解説した。

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「16日から政府の補助金が5円下がって、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、リッター185円程度。今後、さらに上がる公算で、夏すぎには200円台という見方もあります。クルマ移動だけでなく物流費も上がり、インフレが加速しそうです」

長野智子「なぜここまでガソリン価格が上がっているのか、まずお願いします」

二木啓孝「ウクライナ戦争以降、中東の情勢が不安定で原油不足になっていること。それから産油国が供給量を減らしていることもあるんですね。国内でいうと円安の影響で輸入価格が上がっている、それから国内の精製費も上がっている。海外と国内の理由で、どんどん上がっている、ということです」

長野「はい」

二木「補助金給付が、先週16日にまた5円下げ、12月にも下げました。いま185円が全国平均で、『なんで? 出せばいいじゃん』と思うんですが、ガソリン価格を下げる方法って2つしかないんですね。1つは国が補助金給付をする、値が上がった分だけ補助をするということ。もう1つはガソリン税の税率を下げる、この2つしかない。いま補助金給付が減っているというのは、2022年から、激変緩和策というのを政府が取り出して」

長野「うん」

二木「これで上がった分は補填しますよ、ということで。これが予備費。何かというと、一般の会計とは別の予算があるから、ここから出しましょう、という予備費。トータルで8兆円ぐらいあったんですが、ほかの予備費で使うものがあって『もう、これ以上、補助できませんよ』と言い出した。それで補助金が5円、また減りましたと」

長野「はい……」

二木「石油高の補助金で1兆6000億ぐらい使ったのかな。もうない、ない袖は振れない、ということで下がった。中東情勢が不安になってきている、さらに原油が上がれば、いま185円ですが、私は今後、年内に190、195円になるというふうに思っています」

長野「状況について政府は議論しているんですか?」

二木「しています。ガソリン税というのは7つぐらいあるんです。細かいんですが大まかにいうと、いわゆるガソリン税と旧暫定税率と半々です。53.8円の中で年末に自民、公明、国民民主の3党で、去年12月に旧暫定税率の廃止を合意しました」

長野「はい」

二木「ところが時期とか具体的なことはない」

長野「なんでやねん」

二木「言いっぱなし、ということなんです」

長野智子アップデート」は平日午後330分500、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 

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