【アナコラム】太田英明「いまに緊張します。」

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!

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▼1月24日配信号 担当
太田英明アナウンサー

いつも大変お世話になっております。文化放送の太田英明です。
「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に復帰させて頂いてから、暫く経ちますが、いまだに緊張します。何とか乗り切れているのは、ひとえにリスナーの皆さんの支えがあってこそです。改めて、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

緊張する「ゴールデンラジオ」ですが、最もプレッシャーがかかるのが、1時20分頃から30分頃にかけてお届けしている時事ネタを扱うコーナーです。
尺はわずか10分ですが、番組の柱の一つだと考えています。そこのネタ決めを主に担っているので、責任重大なのです。

まず、家から朝日新聞を持って出て、行きの電車の中で1時間ほど、その日全体のニュースの流れを大まかに掴みつつ、ネタを4~5本、ピックアップします。会社に着いたら、警備さんから、「ゴールデンラジオ」が取っている新聞の朝刊を受け取ります。その新聞を持って、打ち合わせルームに籠り、更に1時間ほど、日刊スポーツ、東京新聞、毎日新聞、産経新聞、読売新聞から、ネタを4~5本、ピックアップします。

併せて8~10本になった新聞ネタを、今度はコピーします。コピーした新聞ネタの要旨の部分を、赤のボールペンで線を引きます。線を引く部分が少な過ぎると、中身が伝わりづらくなってしまいますし、反対に多過ぎると、ON AIRしたときに冗長になってしまいます。この按配がとても難しく、毎回とても苦労します。 

金曜日は、担当作家の沢木さんも、時事ネタの案を5本ほど、出してくださいます。私が見落としているようなネタを、鋭い視点でピックアップして下さり、大竹さんからの採用率も高く、大変助かっています。

正午ごろ、大竹さん、沢木さん、私でネタ決めの打ち合わせをします。私、沢木さんの順で、大竹さんに対して、新聞ネタのプレゼンをします。その後、どのネタを、どの順番で取り上げるのか、それぞれのネタを紹介する時、見出しだけなのか、リードの部分だけなのか、話題を広げて、ネタを深堀りするのか、打ち合わせで決めていきます。おおよその構成が固まるころには、本番の時間も迫って来ています。本番まで、個人的にああでもない、こうでもないと、細かい表現をシュミレーションしますが、本番が始まれば、もう仕方がありません。開き直って臨むことになります。

正直に言って、日によって、新聞ネタが薄いときもあり、そんな時は、どうしたものかと、非常に焦ってしまうこともあります。毎週金曜日、新聞を開くときは本当にドキドキします。
私は週に1回ですが、砂山圭大郎アナウンサーは、これを月~木の週4回担当しており、しかも、毎回、ハイクオリティーでニュースを捌いていて、毎回、「素晴らしいなぁ、私にはとてもではないが、こんな見事な捌きは出来ない。」と、敬服しながら聴いています。

今回は、番組作りの極々一部をお伝えしましたが、今後とも、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を、何卒宜しくお願い申し上げます。

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