被災した能登で成人式 経済の専門家「新しい産業が必要です」
1月13日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、石川県の成人式について意見を交わした。
仕事がないと地元に戻れない
寺島アナ「今日の成人式を前に、能登半島地震や去年9月の豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市と珠洲市できのう成人式が開かれました。能登では20歳になる前、多くの人が進学や就職のため地元を離れます。参加者は「いつか地元に戻って活躍したい」と誓いを新たにしていたといいます。輪島市の式典には129人が出席。参加者でつくる実行委員会代表の大宮さんは「災害に苦しむ輪島で私たちが希望の光になれるようにと思いを込めた」と説明しました。大宮さんは高校卒業後に就職で県外へ出ましたが、故郷への思いが強くなり、去年4月、輪島市役所に就職しました。「若者が住みやすい街になるよう、この土地で生きていく」と話していました。輪島市の成人式について上念さんはどう思われますか」
上念「こういう災害が起こると、地元愛がより一層感じられるのかなと思うんですけど、ただ、戻ってきた人が市役所に就職したと聞いて、ちょっと暗澹たる気持ちです。やっぱり民間企業が無いと市役所そのものが立ち行かないですから。それこそTSMCみたいな企業が出てくればいいんですけど、仕事がないと地元に戻れないですからね。そのためには何か新しい産業が必要ですよね」
<出典>
「いつか地元で活躍を」 被災の能登、成人式に誓い – 日本経済新聞
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