注目の歌人 髙良真実とは?
「はじめての近現代短歌史」という本の著者で注目の歌人・髙良真実とはどんな人物なのか?1月7日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、髙良真実に短歌を始めたきっかけを聞いた。
小島慶子「何で短歌を始めようと思ったんですか?」
髙良「在原業平に一目惚れをしてしまいまして」
小島「何と!とっくに亡くなっている方に?」
髙良「『唐衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ』という伊勢物語の夢の歌なんですけれども…」
大竹「どういう意味なんですか?」
髙良「旅の歌なんですけれども、奥さんが遠くにいて、この旅の過程を思うと故郷に残した妻のことが思われるという意味なんですけれど、“妻”と衣の“つま(襟のあたり)”をかけた歌なんです」
大竹「それに心惹かれた」
髙良「技巧的な歌なんです。こんなにギュッと技術が圧縮したものが1つの短歌の中にまとまってしまうんだということに心奪われました」
大竹「実際の男性のこととかを思うんじゃなくて、この世界にグッと惹かれていった」
小島「業平さんの脳みそに惚れちゃったわけですね。こんなに素敵な歌を詠めるって、どんだけ頭が良くてオシャレなの!みたいな感じですね」
大竹「業平さんを調べていくと、どんな方だったんですか?」
髙良「かなりの女たらしということが分かってきたんです」
大竹「(笑)気持ちが冷めたりはしなかったんですか?」
髙良「冷めたんで近代短歌にいったのかもしれません(笑)」
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