【101回箱根駅伝】直前のインフルエンザや故障を乗り越えシード権獲得! 東京国際大学・中村勇太監督代行復路終了インタビュー~

【101回箱根駅伝】直前のインフルエンザや故障を乗り越えシード権獲得! 東京国際大学・中村勇太監督代行復路終了インタビュー~

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――大会を振り返って
「良い区間、遅れた区間あったんですけど、ずっと10番が意識できるところで最後まで続けられた。シード、シードって言い続けてきて、そのシードが現実に手に入るか入らないかという瀬戸際で、高い気持ちのまま行き続けられたのが1番大きかったんじゃないですかね。どこかで15位16位と落ちて、2分、3分空いたら、もう多分諦めたと思うんで、とにかく10番に食らいついてシードが見えるところでっていう感じでした。今回、色々運も味方してくれたんじゃないかなと思います。7区冨永(昌輝、4年)のところも。順天堂大学の吉岡(大翔、2年)君がハイペースで引っ張ってくれて、区間上位、むしろ後続を離してくれた。(シード獲得は)4年生は強い選手が揃った代ではありますけど、ここまでの試合結果を見てもちょっと厳しいかなっていうのはあった。記録会でもそんなにとびぬけていい記録を出しているわけでもないし、(まわりからは)シードを獲れると思われてなかったんじゃないのかなという気はするんですけど、本当にみんながよく戦ってくれたなと思います」

――最後の展開はどんな心境だったんですか?
ドキドキでしたけど、もう何もできないですからね。ただ見てるだけしかできない。祈るしかない。ペースがそんなに後半速くなく、多分冷静に判断できる状況になっていたと思う。 馬場先門を曲がったら3kmを切ってるということと、日本橋で1kmというところは何度か伝えたていたので、その中で自分がしっかりシード圏内でフィニッシュできるところをっていう声をかけていました」

――10区に大村選手を起用したのは?
「いずれにしてもシード前後になるだろうと思ったんで、長い距離に不安のない選手というか、23kmっていう数字にビビらずにちゃんと力を出しきれる選手っていうので、9区、10区はかなり自信を持っておいた2人。本当は9区の菅野(裕二郎、3年)を8区にして、9区は川内(琉生、3年、直前に疲労骨折が判明)で(10区大村と)、8区、9区、10区で3年生3人並べて、自分たちの来年の切符、自分たちで獲ってこいと行かせるつもりだった。9区、10区は多分20大学中でもかなり上位に来るぐらいでは戦えるんじゃないのかなっていう手応えはあったので。ただ、1人欠けてしまったので厳しい戦いにはなりましたけど。でも最後までしっかりやってくれました」

――総合順位に関して、シードを目指してきた8位と目標をクリアしたが、評価は?
「もう100点じゃないですか、100点。12月21日から25日まで富津で合宿だったんですけど、22日から順に3人インフルエンザを発症して、だいぶグラつきました(※山本、中山、政がインフルエンザに罹患)。6区走った中山(拓真、3年)は、12月26日に合宿が終わって戻ってきてから発症しました。熱が下がってからていろいろな先生に相談して練習を再開させました」

――留学生のリチャード(エティーリ、2年)選手に関して
「今回は、大記録を狙わず普通に走ればいいかなと思ったんで、無理はしなかったです。予選会の時に差し込みがあったのもあり予選会前後3週間は走らない期間を作ったので、1ヶ月しか練習していなかったのもあったので無理はさせなかった」

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