【101回箱根駅伝】「山の妖精」の躍動から1年、全員駅伝で箱根に挑む城西大学

【101回箱根駅伝】「山の妖精」の躍動から1年、全員駅伝で箱根に挑む城西大学

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前々回・前回と2年連続で5区の区間記録を更新した「山の妖精」山本唯翔選手(現SUBARU)が卒業して迎える初の箱根駅伝。城西大学はチーム全員の力を結集して箱根駅伝に挑む。

先日行われた共同会見に出席した櫛部静二監督は「強い卒業生を輩出して、正直申し上げると戦力ダウンという形になった。ただ、全員駅伝ではないがチーム一人一人が成長して、チームの総力を上げることを目指してやってきた。他チームを見ても、城西大学の成長率はトップレベルにあると思っている」と自信を見せた。

チーム3本柱の一人、4年生の平林樹主将は「今シーズンは目標順位にに今一つ届かない駅伝が続いているが、チーム全体の力は去年よりも厚さを増している感触がある。全員で戦うことを意識して目標順位の4位以上を目指していきたい」と話した。

3年生の斎藤将也選手は「今回の箱根駅伝の記事をいろいろ読ませてもらっているが、全てにおいて『日本人エース』としか書かれていない。今回の箱根駅伝で真のエースになるために、ヴィクター(キムタイ選手)より強さを見せていきたい」と決意を語った。斎藤選手は5区起用の可能性も考えられるが、その点については「上りの適性があるかというのはよくわからなくて、本当にただ全力で駆け上がっているだけ。5区になったらとにかく全力で駆け上がりたい」と話した。
櫛部監督は斎藤選手の上り適性について「非常に適性があるのでかねてから考えていた。個人的には走って欲しいという気持ちを持ちながら、2区ということも考えつつ構成を考えている」と話した。本番ではどのように起用されるのか気になるところだ。

3年生のヴィクター・キムタイ選手は「ハードな練習ができて、いい練習が積めていることで、より速くより強くなれている。区間はよくわからないが、監督の決めた区間を走るだけ。どの区間を任されても走れる状態。出雲・全日本と区間賞を獲れたが、一番の目標は箱根駅伝。身体の状態も良く、三大駅伝全てで区間賞を獲ることが目標」と本番を見据えた。

前回3位からの更なるジャンプアップへ、城西大学はチーム一丸となって101回大会に挑む。

文化放送 高橋将市(鶴見中継所実況・芦ノ湖レポート担当)

※写真提供 城西大学男子駅伝部

 

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