「だってあまりにも過酷です」教員の競争率が過去最低に 対策はあるのか?
寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が12月27日に放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏が、教員の不足や待遇ついて意見を述べた。
労働に見合った給料を払ってない
寺島アナ「今年度に採用された公立学校教員の選考試験の倍率が、前の年度に比べ0.2ポイント減の3.2倍で過去最低となったことが文科省の調査でわかりました。今後の教員不足が心配され、働き方改革、給与改善の取り組みを本格化させるといいます。教員になりたい人が減ったということなんですけれど、内藤さんこれはどうお感じですか?」
内藤「当然じゃないですか。だってあまりにも過酷ですから」
寺島「そうなんですよね」
内藤「で、給料が安い。少なくとも労働に見合った給料を払ってない。給与を上げると言うことを今までしてこなかったわけでしょ。してこないで、やりがい詐欺みたいなことをやって、人を集めて、それは無理ですよ。増えませんよ。多くの場合は生活のために働いているわけですから大変な労働だったら、それに見合ったお金払わないと。しかも教師の仕事っていうのは、基本は授業をやることですから。それ以外の事務作業があまりにも多いわけでしょ。だから、授業に専念できる環境にして、事務作業は事務スタッフを充実させるなり、あるいは生徒学生の管理ということに関しては専門カウンセラーを設ければいいんですよ。いわゆる担任業務なんかは、そちらの専門の人を呼べばいいし、教科を教える人は純粋に教科を教えるようにすればいいんですよ。
夏休みの間も学生が来ないのに先生が学校に行って事務だの研修だのをやって、バカバカしいじゃないですか。エアコンも入ったんだから、夏休み日数を減らして、その分授業をしてもらえばいいんですよ」
寺島「いろいろアイデアがあるんですからね」
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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