【お天気気象転結】年末年始の帰省や旅行、万全な対策を
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼12月27日配信号 担当
伊藤佳子
年末年始にかけても厳しい寒さとなりそうです。太平洋側は乾燥した晴天、日本海側では大雪の恐れも…青森の酸ヶ湯では12月としては初めて積雪3mを超えました。
帰省や旅行、特に雪の多い所にお出かけの方は、最新の交通情報・天気予報を確認して下さい。私も明日28日まで能登で取材中、雪でスムーズに移動できるか…チェックしています!
三ヵ月予報でも1月の気温は平年並みか低くなる見込みです。インフルエンザも流行っています。無理せず栄養・睡眠をしっかりとって、よき年をお迎えください。
この1年も本当にいろんなことがありましたね。
元日から最大震度7を観測する能登半島地震。
▲1月7日七尾市にて
翌日には羽田空港で日航機と海上保安庁機の接触炎上事故が発生しました。
私も元日気象庁に入り、2日夜羽田で炎上した日航機に搭乗されていた男性にインタビューと走り回りましたが、あの二日間のざわざわした気持ちは今も忘れられません。
渦中にいらした当事者の皆さんはどれだけの思いをされていたか…。
7月下旬には、山形の豪雨災害、8月には動きの遅い台風10号など大雨災害も頻発し、11月になっても線状降水帯が発生、11月として初の大雨特別警報も発表になりました。
また、8月上旬には、運用が始まって初の「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」が発表されました。1週間、交通機関も一部運休となったり、海水浴場が閉鎖となったり影響が出ました。周知不足もあって、やはり落ち着かない1週間でしたね。
そして、今こんなに寒いのでピンとこないかもですが、あの長すぎる暑さ!
猛暑日は福岡県太宰府市で62日を数え、熱中症での救急搬送も過去最多となりました。
個人的にも、親の介護に二人の子供の結婚でバタバタした年でした。
2025年は、穏やかな災害の少ない年になりますように。
今年も「お天気気象転結」をお読み下さり、ありがとうございました。
気象予報士 防災士 都庁気象庁 担当記者
伊藤佳子