いつの間にか政倫審が禊の場になってしまった訳を青木氏が解説「政倫審の出席が党が公認するかしないかという判断基準のうちの一つ」
12月20日(金)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。東京新聞の「自民党「裏金づくり」結局だれも核心を明かさなかった 政倫審出席で「責任果たした」と言い出す幹部まで」という記事を取り上げ、大竹、青木理がコメントした。
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自民党の派閥裏金事件に関する衆議院政治倫理審査会は19日、福田達夫幹事長代行ら4人の弁明を聴取し、2~3月に開かれた政倫審と合わせ、事件に関係した衆院議員のうち、現職全員の審査を終えた。衆参両院の政倫審では、関係議員の審査が立て続けに実施されたが、出席者らは資金管理を秘書任せにしていたなどと釈明を繰り返した。野党は真相究明に程遠いとして、今後も厳しく追及する構えだ。
「報道でパーティー収入に疑義が生じていることを知った。それまではパーティー券収入の一部が所属議員に還付されている仕組みを知らなかった。昨日の衆議院政治倫理審査会に出席した福田氏は、裏金作りへの自身の関与を否定した。同様の説明は一連の政倫審に出席した議員から何度も繰り返された。17日から19日の衆議院政治倫理審査会に出席した議員15人は5月に審査対象として議決されていたが、当時は全員が出席を申し出なかった。衆院選で当選した15人は選挙後に出席に転じた。15人の姿勢を神奈川大の大川ちづ教授は「少数与党となって野党に妥協する必要が生じた。状況をなんとか打開するために、仕方なくという姿勢が目立つ。政党や政治家が政倫審を利己的な禊の場にしてしまっている。公開での弁明で一区切りしたいという思惑が透けて見える」と批判した。
大竹「どの方も最後は知らなかった知らなかった知らなかったってみんなおっしゃってますけどね。その先何に使ったのかというのは、机の引き出しにあったとか、そこまではよくわかってない。だけども、もう来年の参議選もあるし、いろんなことがあるんで、これで手打ちにしてほしいというふうにみえますけど、でも思うんだけど、そんな簡単な話じゃないんじゃないの?と。20年も前からこんな話をずっとやってて、党の方から言われてるからそれでいいと思ったとか、いやいいと思ったじゃなくて、どうしてかちょっと疑わなくちゃいけないよねキックバックがあったことを」
青木理「大竹さんがおっしゃるように、いつ、誰が、何故こんなこと始めたのかっていうのを追求する必要もあるし、それでいうと秘書が秘書がと言った上で、秘書に指示をしてたのは、派閥の事務局長だったといってるんですよね。毎日新聞が今日社説で書いてるんですけど、本当にその証言通りだとするんだったら、やっぱりその旧安倍派の事務総長を国会に呼んで、説明を求める必要があるんじゃないのとも言ってるわけです。それからもう一つ、これは僕の意見ですけれども、秘書が~って、今に始まった話じゃない昔からよくあるパターンの言い逃れなんだけど、こうなってくると会計責任者とかをきちんと政治家本人にするとか、あるいは連帯責任みたいなのも強めないと、こうやって言い逃れるんだったら政治家は金のこと何も知らなかったっていうふうになっちゃうんですかと。いやそんなことなくて、あなたにも責任あるでしょというような法整備することも必要になってくるんじゃないかなという気がします」
壇蜜(パートナー)「何を持ってして、たとえば禊ってなります?そうなると」
大竹「みんなの前で出てきてこうでしたって言い訳をちょっとして、これは証人喚問と違うから別に知らなかったでも何でも構わないからね」
壇蜜「何らかのペナルティーを追うことが=禊じゃないと」
青木「まぁこれはペナルティとは言えないかもしれない。ただ何故これが禊の場になってるかというと、前回の衆議院選挙の時に党が公認するかしないかという判断基準のうちの一つに政治倫理審査会に出ていたことが一つの判断基準にして、出てない人は公認しないということを石破さん、党執行部もしたので、一応出れば次の参議院選挙でも今後の選挙でも公認してもらえるというから、それが一つの禊みたいになっちゃったという」
壇蜜「それ世間で禊というんですか?」
青木「言わないですよね」
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