【お天気気象転結】クリスマス

【お天気気象転結】クリスマス

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼12月20日配信号 担当
鈴木純子

今週は乾燥した晴天が続きました。肌はカサカサ。スーパーのビニール袋は全く開けられる気配がなく、ジャガイモや玉ねぎを袋に入れたいのに野菜たちの前で立ちすくむ日々が続きました。
12月に入ってから、東京で1ミリ以上の雨は2週間以上降っていません(12月17日現在)。
お肌のお手入れとともに、火の元火の取り扱いにもご注意ください。ただ12月15日今年最後の満月は綺麗でした。空気が乾いていて、しんしんと冷えているときは月や星の輝きが増す気がします。


▲研究成果発表会で司会をつとめる伊藤佳子さん

12月17日火曜日、令和6年度気象研究所 研究成果発表会が気象庁講堂で行われました。文化放送の伊藤佳子記者が司会で4時間にわたり7人の方が研究成果を発表されました。私はオンライン参加をしたのですが、とても勉強になりました。
今年は元日に能登半島地震、9月には能登半島に記録的な大雨、そして台風10号による広域にわたる大雨など様々な気象災害がありました。能登半島地震による津波の実態解明のためにライブカメラを使い、富山湾で別の津波のもと、波源があったことがわかったこと。季節予報といわれる長期予報の領域がとても進化していること。また突風対策としてAI技術を用いて冬の日本海側の突風探知手法を鉄道事業で実際に活かしているそうです。それから9月の能登半島の記録的な大雨は、海面水温が平年より5度以上高かったことが災害につながる一因だったことがわかりました。もし海面水温が平年並みだったら、雨雲はそれほど発達しなかったというシミュレーションもありました。これらの研究成果を今後の防災に活かしていってほしいと思います。また私も防災についての知識をアップデートし、放送に活かしていきます。


▲ハマサイトビルにあるクリスマスツリー

今年の漢字が「金(きん、かね)」と決まりましたね。
私の今年の漢字は間違いなく「骨」です。2月末に電動自転車で転倒し左肩の大結節という大きな骨を骨折してから、固定→リハビリの日々。リハビリは終盤になっていますが、ここまで腕が動くようになって良かったです。それから自分の骨密度が低いことが今の時点でわかって良かった。すべて前向きに捉えていきたいです。

皆様はどんな一年でしたか? 色々あった方もそうでない方も、どうぞ穏やかなクリスマスとお正月が迎えられますように。
ちなみに12月25日クリスマスの文化放送「オトナのホンネ~思い出の水曜日」は山下達郎特集の予定ですよ。夜7時から9時の生放送!よかったらクリスマスもお付き合いください。
私の今年のコラム担当は今週が最後です。今年もお天気気象転結をお読みいただきありがとうございました。 

気象予報士 鈴木純子

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