【水谷加奈の劇場型恋愛体質】12/20
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―12月20日(金)配信分―
11月。縁あって、下町で捕獲された猫をもらうことになりました。生後およそ5ヶ月、メスのサビ猫。避妊手術は終えたとのことで、私が受け取らなければまた外にリリースされると聞き、子猫が冬の街で凍えながら生活するのが心配でうちに連れてくることに。
集団で暮らしていたらしく、我が家の先住猫ハルにはついていこうとするのですが我々人間のことは警戒して近寄ろうともしない。ただ、ハルは生まれたときから箱入り娘。他の猫を見たことがないので自分を猫と自覚していません(たぶん)。突然やってきた子猫を「シャーっ!」と威嚇します。それでもミャーミャー鳴きながらハルのあとを追いかける子猫。やって来た当初は洗濯機の裏や風呂の排水溝奥に入り込んでしまったりと大変でした。とにかく人間が怖いようです。
我が家にやってきて2カ月。ハルがシャーしなくなったし、ハルと2人でベッドの上で寝ていることもあるし、夜ふと目が覚めると私の枕元にちょこんと座っていたり、オモチャで遊ぶときは無邪気に人間に接近してきたり。まだ触らせてくれないので首輪もつけられていませんが、少しづつ心を許してくれているのは感じます。
名前はどんちゃんにしました。炭団(たどん)みたいな黒い顔をしているし、体はどんこしいたけのような
色合いだからです。いまだに人目を避けてサササッ、コソコソっと移動しているのがたまに視界に入りますが、その姿は大きなネズミみたい。笑
焦らずゆっくり仲良くなっていこうと思っています。だからこれからが楽しみ。どんちゃんにとって新たな人生が幸せなものになりますよう。