ワクチン接種64歳以下へ 現場の「接種券なし」問題はどうする?~6月16日「おはよう寺ちゃん」
6月16日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと、水曜コメンテーターの森永康平氏が、ワクチン接種64歳以下へ拡大のニュースについて語り合う場面があった。
接種時に接種券は必要か、必要ではないか?
ついに新型コロナウイルスワクチンの64歳以下への接種が拡大する。国の大規模会場は17日から高齢者以外を対象に加え、企業の職場接種は21日から本格的に始まるのだ。ただし、職場以外は自治体が発行する接種券が必要となる。そのため、地域によっては接種券が当面届かず、早く接種したくても申し込みさえできない人が出る可能性があるという。
また、自衛隊が東京と大阪で運営する大規模会場では、高齢者に限った予約で空きが出ていることから、本日(6月16日)から64歳以下の予約を受け付け、明日(6月17日)から接種を開始する。全体としてワクチンの供給量が増えてきたことが、対象者が拡大した理由だ。厚労省は自治体に対しても、高齢者のワクチン接種完了を待つ必要はないと通知した。
寺島アナは若い世代への接種が予想より早く始まることに触れ、「問題として接種券が行き渡っていない地域が多くて、64歳以下に送付済みなのは東京都中野区など一部の地域に留まっています。大半の発送は6月中旬か下旬以降に集中すると、同じ64歳以下でも当面は住んでいる地域によって接種を受けられるかどうか差が生まれる」と指摘。
さらに、たとえば市区町村で人口が最も多い横浜市は、現時点で職場以外での「接種券なし」の接種を認めることは検討していない。なぜなら、「接種券なし」の接種は、その場で記録を残して後日改めて券を回収してシステムに登録する必要があり、管理が煩雑になるということが理由だという。
ワクチン接種時の接種券の必要性について、森永氏は「この件に関しては、接種券は後で回収すればいいじゃないか、という指摘はSNSでよく見ます。しかし、実際すでに接種をされた年上の方と話したところ、(現場での)当日の運営の仕方として、券を回収する人やワクチンを打つ人が縦割りみたいになっているそうです。そういう意味では、券がないと誰が受けたかという処理が迅速にできないから、券があった方が管理しやすい。券がない人とある人がバラバラに来たりすると、それはそれで混乱するのではないか、という話はされていました」と実際の接種会場の状況を示した。
さらに、寺島アナが接種会場での段取りと選挙の投票時が似ていると指摘して、森永氏は「券ありの人と、券なしの人となってくると、システムが複雑になってミスが起きてしまうと思います」と接種券の必要性について理解を示していた。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 またYouTube公式チャンネルではLIVE配信と、放送後にアーカイブでお楽しみいただけます。
2021/06/16/水 05:00-06:00 | おはよう寺ちゃん 5時~6時 | 文化放送 | radiko
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