日本被団協田中氏のノーベル平和賞スピーチに大竹「とても92歳とは思えない矍鑠たる演説」
12月11日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、朝日新聞の「日本被団協にノーベル平和賞授与 「人類が核兵器で自滅しないよう」」という記事を紹介し、大竹がコメントした。
核兵器の非人道性を語り継ぎ、核廃絶の必要性を唱えてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が10日、ノーベル平和賞を受賞した。ノルウェーのオスロ市庁舎であった授賞式では代表委員の田中熙巳(てるみ)さん(92)が演説し、「人類が核兵器で自滅することのないように」と訴えた。
「「核のタブー」が壊されようとしていることに限りないくやしさと憤りを覚えます。」
演説では淡々とした口調ながら、なお多くの核弾頭が存在し核兵器使用のリスクが62年のキューバ危機以来、最も高いとされる世界の現状に憤りを伝えた。
「いつ被害者になってもおかしくないし、加害者になるかもしれない。ですから、核兵器をなくしていくためにどうしたらいいか、世界中のみなさんで共に話し合い、求めていただきたいと思うのです。」
時折言葉に詰まり事前に用意していた原稿を修正しつつ思いを伝えた21分間。1分35秒間の拍手が続き参列者は立ち上がった。田中さんは会場に響く音に耳を傾け何度も頭を下げて感謝しつつ、最後まで固い表情は崩さなかった。
大竹「私もこれテレビで見ました。失礼な言い方ですが、とても92歳とは思えない矍鑠たる演説というか、お話をしていただいて、訴えたいと。昨日も話しましたけど、もう家族の方5人も亡くなっているし、 自分も13歳で被爆したと。自分はガラス戸の下敷きになったとしかし、そのガラスがどういうわけか割れないで、私は無傷だったという話をなさっていました。「想像してみてください。直ちに発射できる核弾頭が4000発もあるということを」というね。世界ではロシアにも触れて核が、もう今すぐにもそういうことにならないようにしていただきたいという被爆者としての思いを込めた、とても心に染みる演説でありました。世界の皆さん、日本の皆さんにも聞いていただきたいなと。田中さんの思い、被爆者の思いを聞いていただきたいなと私は思いました」
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