『大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ』    来年はもう「万博」です!

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情報番組「大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ」では、残間里江子さん(フリープロデューサー)と、大垣尚司さん(青山学院大学教授、移住・住みかえ支援機構代表理事)が、お金や住まいの話を中心に、大人世代のあれこれを語ります。

この連載は、番組内の人気コーナー「おとなライフ・アカデミー2024」の内容をもとに大垣さんが執筆した、WEB限定コラム。ラジオと合わせて、読んで得する家とお金の豆知識をお楽しみください。

★メールまとめ
来年は万博の年ですが、なんだかあんまりワクワクはしません。

★メール本文
考えてみたら来年の今頃は万博をやってるんですね~
EXPO’70のとき、私は10歳。
行きたくて仕方がなかったのですが、東京在住で、家も貧しく、連れてってもらうことはかないませんでした。
来年は、たぶん、行こうと思えば行けるのですが…
54年前のような行きたくて仕方がない気持ちにはなれません、というか、あまり行きたくない感じかなあ。
大垣さんはいかがですか。関西の方ですから、54年前、行かれましたか?

(練馬区 岡本太郎冠者 (64歳))

遊園地に行くような感覚で

EXPO’70、行きました。何回も、おばあちゃんと一緒に。関西って遊園地がないんです。奈良にドリームランドっていうのがあって、あとは枚方に秋になったら菊人形をやる小さいのがあるんですけど。でも、東京で言う「遊園地」っていうのがないので、万博みたいなものがくると、遊園地感覚でけっこう行ってましたね。夢というか、今は当たり前のものだけど、当時はSFにしか載ってないようなものがありました。生まれて初めて外国人に会ったとか、洋式トイレを初めて見たとか、そういう人が多かったようですね。

「月の石」は見なかった

月の石はすごく並ばなくちゃいけなくて、小学生だったからあまり興味もなかったので、見には行かなかったけど…。そのころまでは、京都は丹前というんですか、周りのお父さんたちはみんな着物に兵児帯が普段着でした。万博を機にカジュアルな服装が普及したらしいんですけど、まだゴルフウェアも出てきてない時代で、着物とワイシャツ以外の服を着たオトナって、私は見た事なかったような気がします。来年はどうなるか、あまりあのころのような「夢」のような感じにはならないような気がしますね。

今日は「万博」について考えてみました。
メールをお寄せいただき、ありがとうございます。

大垣尚司 プロフィール
青山学院大学 法学部教授、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構代表理事。

第一線で培った金融知識をもとに、住宅資産の有効活用を研究・探究する、家とお金のエキスパート。

東京大学卒業後、日本興業銀行、アクサ生命保険専務執行役員、日本住宅ローン社長、立命館大学大学院教授などを経て、現在、青山学院大学法学部教授。
2006年に「有限責任中間法人移住・住みかえ支援機構」(現、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構)の代表理事に就任。
日本モーゲージバンカー協議会代表理事を兼務。著書に『ストラクチャードファイナンス入門』『金融と法』『49歳からのお金ー住宅・保険をキャッシュに換える』『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』『生きづらい時代のキャリアデザインの教科書』など。

家とお金に関するご質問、お待ちしてます
番組では、家とお金にまつわるメールやご質問をお待ちしています。
宛先は、otona@joqr.netまで。

※この記事で掲載されている情報は全て、執筆時における情報を元にご紹介しています。必ず最新の情報をご確認ください

お知らせ
パーソナリティの一人である大垣尚司さんが代表理事を務める一般社団法人「移住・住みかえ支援機構」(JTI)では、賃貸制度「マイホーム借上げ制度」を運用しています。

住まなくなった皆さまの家をJTIが借り上げて、賃貸として運用。
入居者がいない空室時でも、毎月賃料を受け取ることができます。
JTIは非営利の公的機関であり、運営には国の基金が設定されています。

賃料の査定や、ご相談は無料。資格を持ったスタッフが対応いたします。

制度についての詳しい情報は、移住・住みかえ支援機構のサイトをご覧ください。

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