「教育費は基本的にタダ」岩竹美加子のフィンランド情報に大竹まことも驚き?

「教育費は基本的にタダ」岩竹美加子のフィンランド情報に大竹まことも驚き?

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、12月4日の放送に、ヘルシンキ大学非常勤講師・岩竹美加子がリモート出演。10月に発売した最新刊『フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養』を元に岩竹が、フィンランドの税制やフィンランドの学校教育について語った。

大竹まこと「岩竹さんは30年以上、フィンランドにお住まい」

岩竹美加子「気が付いたら30年以上、という感じです」

大竹「今回の御本は『フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養』。フィンランドは羨ましいな、といつも思います。日本の税金もメチャクチャ高くなっていますけど、フィンランドも高いですよね?」

岩竹「そうですね。特に付加価値税ですか、24%でそれが高いんです。ただ所得税は累進課税なので所得の少ない人は所得税も相当に少ない、。所得が増えるにつれて大きくなる、ということです」

大竹「でも全体で見たら国民負担率は60%を超えていますよね。国民からの不満はどうですか?」

岩竹「それを国がうまく分配しているというか。補償などが日本より充実しているというのはあるでしょう。教育や医療とかですね」

大竹「だから国民から、それほど文句は出ていないということになりますか?」

岩竹「文句というのはいつもありますけど、強力ではないというか。それに見合ったものは受け取っているし、公平で平等な社会、というのがあります」

大竹「教育に関して。日本の学校教育は学費が無料でも教材費や給食費などがかかるし、幼稚園から大学卒業までにかかる子供の教育は、国公立で1000万円以上だといわれます。フィンランドはどうなっていますか?」

岩竹「教育費は基本的にタダ、無料です。大学も。保育園は親の収入に応じてお金がかかるんですけど、小学校から大学まで無償です」

大竹「無償という意味は食費、教科書代……」

岩竹「全部です」

大竹「全部タダ!?」

岩竹「はい。高校は親が教材費を払っていたんですけど2021年から高校も義務教育になったことで教材もタダです。すごく専門的な教材や特殊な楽器を扱うなど、そういう場合は自分で買いますけど。楽器やスポーツ用品などいろいろなものがそろっています。日本だと大変ですよね、制服もあるし運動着、習字道具……」

大竹「日本は塾にもすごくお金もかかる。フィンランドはそういうのも関係ない?」

岩竹「ないんです。公教育が充分な教育を提供するから必要ないし、子供は休んだり遊んだりする権利があるので、学校のあとに塾、といった生活はないんですね」

岩竹はさらに、自身の子での経験も踏まえ、フィンランドの学校教育について伝えた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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