最大の“納豆”地帯は西アフリカ!? 大竹まことも驚いた世界の納豆
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組、『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 12月2日の放送では、福音館書店から発売中の『世界の納豆をめぐる探検』の著者であり、昨年発表の『イラク水滸伝』で植村直己冒険賞と文化村ドゥマゴ文学賞を受賞したノンフィクション作家の高野秀行氏が出演。本の内容について伺った。
大竹「今回の御本は『世界の納豆をめぐる探検』。その前には『謎のアジア納豆』、『幻のアフリカ納豆を追え!』という御本を出され、今回は絵本なんですね。もう人生納豆漬け」
高野「納豆おじさんと呼ばれています」
大竹「納豆はアジアとかアフリカにもあるんですか?」
高野「ありますね」
大竹「でもアメリカの人とかフランスの人とかは、臭っただけでもう食べないみたいな感じもありますよね」
高野「そうですね。それもあって、アジア・アフリカの納豆は知られなかったっていうところもあります」
大竹「日本だけじゃないんだ」
高野「もういろんな国で食べられていまして、多分、世界最大の納豆地帯は西アフリカだと思います」
大竹「世界の納豆を調べてみようと思ったのはどうしてですか?」
高野「前にミャンマーの僻地とかタイのミャンマー国境に近い方に行った時などに、納豆そっくりなものに出会って食べたことがあったんですね。日本では、納豆って独自の伝統食品とか言われてるじゃないですか。でも、すごい納豆だったよなと思って。記憶違いとかもあるし昔の話なので、もう1回調べてみようと思ったら、本当にあったどころじゃなくて、いろんな民族がいろんな食べ方をしているのに気付いて、びっくりしました」
大竹「アフリカって、だいたいフランス語なんでしたっけ?」
高野「共通語はフランス語なんですけど、それ以外に地元の現地の言葉が、とてもたくさんあります。例えばコンゴは1つの国で200とか300とかの言葉があるんですよね。リンガラ語っていう共通語があって、昔、コンゴに行った時はそれを習いました」
大竹「現地で、フランス語じゃなくてリンガラ語で話しかけたりすると、どういう反応するんですか?」
高野「もうめっちゃびっくりしますね。だいたいみんな「アッ!」って甲高い声で」
大竹(笑)
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