「マイナ保険証が不安な人は紙の保険証に問題ないと思ってる?」従来の保険証廃止へ
12月2日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、マイナ保険証について意見を交わした。
紙の保険証は発覚していない不正利用がどれぐらいあるのか不明
寺島アナ「現行の健康保険証は今日新規発行が停止され、マイナンバーカードに保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」に原則として移行します。混乱を回避するため、従来の保険証は来年12月1日までの最長1年間使用できるといいます。マイナ保険証の利用登録は10月時点で7747万人が手続きを済ませています。全国の医療機関や薬局の92%がマイナ保険証に対応します。従来の保険証の使用は、市区町村が運営する国民健康保険と後期高齢者の医療保険では来年の夏までが基本で、会社員らが入る健康保険組合や全国健康保険協会は最長の1年間となります。従来の保険証の期限切れ前にマイナ保険証を持っていない人やマイナカードを保険証として利用登録していない人には、申請しなくても健保組合などから「資格確認書」が交付されます。病院で提示すれば、従来の保険証と同じように保険診療を受けられます。上念さん、これはどうご覧になりますか?」
上念「どんどんやった方がいいと思います。もう免許証もマツキヨのポイントカードも全部マイナンバーカードにして」
寺島「(笑)マツキヨも?」
上念「色々持ってると大変なんです。マルエツも東武ストアもSuicaもこれでいいかな。一枚で何でも、みたいな方が楽でいいんですよ」
寺島「このマイナ保険証の利用率は、ほかの人の情報が紐付けられたトラブルなどの影響で10月時点で15%にとどまっています。高齢者を中心に不安を抱く人が多く、政府は国民の不安の払拭に向け、利便性の理解につながる情報提供に力を入れる方針です。私、先日大きな病院に行ったら、マイナ保険証の利用をお願いしますみたいなチラシを配ってましたね」
上念「私はとっくにマイナ保険証にしてるんです。なんでかというと不安なんですよ。だって紙の保険証は発覚していない不正利用がどれぐらいあるかも分からないんですよ。本人確認をしっかりやって保険の不正利用を防いだ方がいいんじゃないですか。マイナ保険証を不安に思ってる方って、今の保険証に何も問題ないと思ってるんですかね。そういう人の方が不安です。あなたがたが気付いてないだけで、めっちゃ不安な制度なんですよ」
<出典>
きょうマイナ保険証に「一本化」、従来型も最長1年有効 : 読売新聞
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