【10月25日ワンダーユーマン】シネマログ 12月のおすすめ映画をご紹介!

【10月25日ワンダーユーマン】シネマログ 12月のおすすめ映画をご紹介!

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上地    上地由真のワンダーユーマン!今週もよろしくお願いします。
今日は月に一度の映画をフューチャーする回、題して「今月のシネマログ」。
映画ソムリエの「さゆみん」こと東紗友美さん、そして映画評論家の荒木久文さんとお届けしていきます。
よろしくお願いします。

荒木・東  よろしくお願いします。

上地    クリスマスシーズンですね。なんかクリスマスに見たらいいよ、みたいな映画はありますか?

東     ああ、クリスマス映画か~。私はやっぱり、パッと出てくるのはこれだな。
『素晴らしき哉、人生!』1946年の白黒の映画なんですけども、やっぱりこれは外せない。アメリカでは今になっても毎年クリスマスには必ずどこかのテレビ局がやっている作品なので、今活躍している監督たちがみんなこれを見て育っているから、もうこの作品を一回見たら今から出会う新作映画には『素晴らしき哉、人生!』の要素があるな、なんていう視点でも楽しめますし、やっぱり本当に泣けます。
AFIっていうアメリカの映画協会なんですけども、感動のアメリカ映画1位にも選ばれている作品なので、ぜひ!由真さん、見たことあったっけ?

上地    さゆみんに紹介してもらって見ましたよ。

東     あっ!ありがとうございます。本当にクリスマスの映画だからぜひ見てほしいな、なんて思うんですけども。

上地    荒木さん、どうですか?

荒木    定番だけどね、『ホーム・アローン』
それとね、今年もう公開されているのかな?『レッド・ワン』という、これもクリスマスをテーマにした映画で子供向けですけど、子供だけに見せておくのはもったいない、スケールの大きなクリスマス映画ですので、これもね、観てください。

上地    私、観ていないので観てみたいと思います。12月公開の映画の中から、私、上地由真とさゆみん、そして荒木さんの三人が「これはおすすめ!」と思った作品をご紹介していきます。まずはさゆみんからお願いします。

東     私がご紹介するのは12月20日から公開の『型破りな教室』です。
この映画ですが、アメリカとの国境近くにあるメキシコのマタモロスの小学校で2011年に起きた実話です。
本国では300万人を動員し、2023年ナンバー1の大ヒットを記録したメキシコの映画です。
2011年、メキシコ国境近くの危険地域にあるマタモロスという地域の小学校が舞台です。麻薬と殺人が日常と化した国境近くの小学校。子供たちは常に犯罪と隣り合わせの環境で育って教育設備も不足し、意欲もない教員ばかりで学力は国内最底辺の学校です。
公立私立共にメキシコの全生徒が受験する数学、化学、国語の国家試験エンレースという共通テストの成績も全国最下位で、6年生の半分以上は卒業が危ぶまれているという学校が舞台です。
そんな小学校の新学期、この地域の出身のフアレスという担任が赴任してくるとこから、物語は始まります。この先生が開講するユニークな授業で子供たちは探究する喜び、学ぶ喜びを知って、クラス全体の成績が飛躍的に上昇し、そのうち10人はなんと全国上位0.1%のトップクラスに食い込んでいくという奇跡の実話を描いた感動の映画になっています。
『ごくせん』とか『GTO』みたいな型破り気味な先生ぶりに、『ドラゴン桜』の要素を足したというか、実話なので本当にすごいんですけども。どんだけ型破りかといいますと、最初こんなシーンから始まります。生徒たちが先生と出会う前に教室に入ると、机と椅子は全部脇に積まれていて、フアレス先生が床の真ん中に座って待っていたりするんですよね。で「早く来てくれ、急ぐんだ!」というふうに子供たちに呼びかけます。で「ここは救命ボートなんだ。どのボートも乗れる人数は同じ、乗れない人は溺れる。君たち23人でさあどうする?」というふうに子供たちに、まあ鉛筆とノートの必要じゃない実生活に落とし込んだ危険な話を題材にしながら授業を始めていくところから・・・これ初対面ですからね、で、子供たちはこんなふうに言います。「幼稚園みたいだよ、変なの~!」と言いながらも、まあ生徒たちは怪しげな顔しながらも真剣に考え始めます。そこで子供たちはいろんな疑問が生まれていくんですよ。なんで船は沈んだり浮いたりするんだろう?とか、わからないことって、どうやって調べたらいいんだろう?ですとか、そういうふうに学ぶことを考え出していきます。でも先生は本当に何も教えず「君たちで考えろ。間違っても挑戦するのが大事だ!」と話し続けていきます。
そんな授業を受けてからは、自分の家のお風呂の水の量の水位について気付いたりとか、先生の授業を通してそれぞれが学ぶっていうことを頭で考えていきます。少しずつですが生きていくうちに出くわす疑問に対して意欲的になっていく姿が描かれている作品になっています
私これ、ナンバーワンクラスで泣いた作品なんですけど、子供たちが探究する時、することを知った時の眼差しが本当にキラキラなんだよね。これは常にこの撮影の時に3台のカメラを回していて、先生と生徒がどこから自分を撮っているかわからないように演出していたらしいので、本物の学ぶ時のキラキラした瞳なんかが映っている、それを見ているだけもなんか心にくるものがあったり、とか。やっぱり私たち日本の教育もそうなんですけども、本を読んで学ぶのももちろんですけど、改めて人との対話とか日常生活から学ぶことが多いんだなあというふうに感じさせてくれる映画になっていましたね。本当に素敵な映画だったんですけど。お二人いかがでしたか?

上地    いやでも本当にさゆみんが言う通り、私も生徒たちがね、どんどんこう探究する喜びに目覚めていくシーンは本当に印象的だったし、なんか自分もこういう先生に出会っていたら、勉強好きになっていたのかなあ、とか思ったりしました(笑)

東     ああ、なるほどね~。

上地    荒木さん、どうでした?

荒木    そうですね、3つぐらい感想があってですね。ひとつめは、教師ものと言われるカテゴリーですよね。映画の構造的にはパターンなので先が読めるんですけども。さっきね、東さんが言ったように子供たちの表情がわざとらしく良くてとってもいいですよね。
それからいつも抑圧する側に回るであろう、校長先生が頭が柔軟で最初から協力してくれた理解者というのが違いますね。
さっき東さんと由真さんは生徒の立場から言ったけど、先生の立場から見ると昔はね「でもしか先生」みたいな教師になるしかない、ちょっと無気力な先生がたくさんいたんですよね。今はそれこそ教師のなり手はほとんどいないようですが、こういった先生がね、
どうやってたくさん生まれてくるのか、そういうことも考えなきゃいけないと思いました。私もかつて教師志望だったんですよ、実は。

東     えっ!荒木さんって教師・・・対極のところにあるけど?!

荒木    なんだよ、それ(笑)

上地    でもでも、面白い授業やってくれそう。

東     たしかに型破り教室をしてくれる可能性が・・・

荒木    教育実習もやって教員免許持っていますよ。

上地    すごい!初めて知った。

荒木    教員採用試験も受ける寸前までいきました。私の親父も高校教師だったんですよ。昔はね、成績が芳しくなくて進級できないような人は自宅に連れてきて泊まり込ませて勉強させていたよ、お正月明け。

東     それこそ型破りな。

荒木    いや、型破りじゃなくそれが普通だと思っていたの。みんなやっていたよ、結構。まあうちの親父も、「能力のある子を伸ばせないのは教師の責任だ」って常に言っていたね。だから教師は聖職者って言われることあるけどやっぱり教師の熱がね、子供を育てるっていうのは昔も今も変わらないんですよね。今言ったように、子供にとっては次元が異なる過酷な環境ですよね。

東     いや本当に。

荒木    そう。よく考えればね、昔は貧しい家でもよく勉強してちゃんと立派に進学している子もいたんですけど、今は親ガチャとかなんとか言って、初めから諦める子もいるけど。そういう子にこそ観てほしいよね。

上地    たしかにそうですよね。

荒木    勉強って本当に楽しいんですけど、由真さんもさっき言っていたけど、それがわかるのが大人になってからというのが悲しいよね。

上地    そう!今すごい、いろいろ勉強したいし、知りたい!みたいな感情があるけど、もっと早くにね・・・(笑)

東     こういう先生に出会っていたら、また違う視点を持っていたかもしれないですよね。本当にグッとくるとても素晴らしい映画でした。
私が紹介したのは12月20日から公開の『型破りな教室』でした。

上地    続いては荒木さんのおすすめ作品をお願いします。

荒木    はい。私が紹介するのは12月6日公開の『フード・インク ポスト・コロナ』というドキュメンタリー作品です。「インク」というのは会社のこと。
だから「フード・インク」は「食料会社」というのかな。
アメリカの大企業、特に食品産業の裏側に隠された実態を描いているんです。
前作があるんですよ。ただの『フード・インク』という、これはもう一握りの大企業の人々が莫大な利益を得る行為で下請けに喘ぐ農家の実態だとか、遺伝組み換え食品、あとで出てきますけども、農業や畜産の巨大工業化が生み出した弊害みたいなものをあぶり出して話題になったんですね。
それが10何年後経って、コロナというパンデミックを乗り越えてからどうなっていくのかというのを描いたのがこの『フード・インク ポスト・コロナ』です。
10年前と比べて内容はどうか?結論から言うとアメリカの巨大食品企業の市場独占がさらに進んで、個人農家が衰退していったということがこの映画で描かれています。
その中でいくつかたくさん要素があるんですけども超加工食品という、ちょっと聞き慣れない言葉が出てきましたよね。さらに子供たちに糖尿病が増加しているという事実。
それから独占企業による移民労働者のさらなる搾取とかが出てくるんですけども。様々な食の問題に切り込んでいっているんですよね。
まずお二人の感想を聞きますか。まず由真さんから。

上地    超加工食品が過食を引き起こすという実験を見て怖くなりましたね。

荒木    そうですね。超加工食品というのは主に工業的に加工された食品です。
例えばとうもろこしとかの主成分に加えて人工的な添加物や調味料が加わるんですね。
これは砂糖だとか塩だとか食品の栄養価が低下することが心配されるということですね。

東     親視点で見ても本当に、この映画全体が知る映画といいますか、新しい視点をくれる映画で。エンタメでは正直ないけど、本当に観て良かったなと私は思いました。いろんなトピックが食にたくさんあるんですけども、シンプルに意識が変わって。全部すぐに直していくとか意識を変えるのは難しいんですけど。

荒木    あんまりね、程度問題だから神経質になり過ぎるのもなんですけどね。
私なんか、もうほとんど食べないんですけど、たまに食べると美味いんだよね。

上地    そうなんだよね~。

東     でね。あとはこの作品観て思ったんですけど、もう「?」がなくなっていること、なぜレジの前にチョコバーが置いてあるのかとかお菓子が置いてあるのかとか、
結構そこらへんって意図的にやられていたんだな~っていう話が出てくるじゃないですか。食品メーカーがいつでもどこでも大量に食べるように売る戦略があって。だから自制ってとても難しいっていう話をされていたり当たり前に置いてあるものにもいろんなメーカーの意図が、当たり前なんですけどあって・・・。

荒木    とにかく基本的には「Eat More」なんですよ。
もっと食え、もっと食え!

東     そう!そうなんですよね。

荒木    こういう方針でやっていますので、大きな宣伝費かけてコマーシャルを流します。で、安い食べ物が多いのでそれによって加工食品でアメリカ人が病気にかかりやすくなって、ちょっと貧しいと言われるブラジルの子供たちでさえも糖尿病の増加があるというね。

東     いや、びっくりしました。

荒木    はい。基本的には、大企業が金儲け主義になってしまっている今の食の世界というものをきちんと表していますよね。だから安いというだけで不健康な食品、食生活を続けざるを得ないという貧困の問題もここに絡んでくる。
観ていて楽しくないですよ(笑)本当に、暗くなる。私たちの知らない事実を誰でも知っている有名なファーストフードのメーカーとかね、飲料水のメーカーとか実名が次々に出て来ています。

東     これが本当に攻めていましたよね。

上地    いいんですか?

荒木    たぶん危険だと思いますよ。告発をされる覚悟でいろんな法的な準備をしてから出していると思いますよ。

上地    わあ、すごいな~。

荒木    日本のマスコミにはとっても出せないよね。元々食品に対して考え方っていうのがみんなありますよね。神経質な人とそうでない人はいますけども。
例えばそうですね、食品の賞味期限や消費期限に対しては神経質な方ですか?

上地    私、結構過ぎちゃっても食べていますね。冷蔵庫に入れているから大丈夫や!と思って。うん。いける、いける、全然。

荒木    私この前ね、焼き海苔が山ほど、貰いものが出てきて。

上地    ああ、出てくるんだよな~。わかるー!

東     焼き海苔・・・何の話だ?(笑)

荒木    6、7年切れていたんですけど、賞味期限。食ったんですよ。全然平気。

東     えっ、6、7年も?!すごい!

荒木    そう。10年ぐらいまでは平気なんじゃないかな。でも次の日にはね、トイレ、真っ黒でしたね。

上地    あっはは!それ、食べ過ぎ~(笑)

荒木    そういう感じでしたね。

東     意識がそれぞれ違うお話ですから。

荒木    基本的には自分で判断することだから、この映画はそういう意味での材料を提供してくれているっていうことをね、考えながらやんなきゃいけないですよね。
その一方で解決策を求めて、持続可能な未来を作り出そうとする奮戦する農家だとか活動家とか政治家たちの前向きな姿にもカメラを向けています。希望も含めて。
唯、ひとつ言いたいのは、ドキュメンタリーを見る時には注意が必要です。
前にも取り上げたけど、北朝鮮からの脱出のドキュメンタリーの時にも言ったんですけどもドキュメンタリーって事実の客観的記録じゃないっていうことね。

東     どうしても誰かの視点がね。

荒木    そう。実は見る側からの主観や作為から逃れることが絶対にできないんです。つまりドキュメンタリーをすべて事実の記録と見ると、大変危険です。事実と真実ってわかるでしょ?まあ事実は客観的に確認できること。真実っていうのは事実に基づいて主観が入ったり感情が入ったりということですよね。まずそこをきちんと見ないと、いわゆるドキュメンタリーは真実を伝えているけど、事実を伝えるものではないっていうこと。そのあたりを確認しながら見ないと、全部信じるのは危険です。

上地・東  はい。

荒木    無自覚で受け入れるのものではなくて、常に主観的な目を養うみたいなことは大切なので映画の言っていることがすべてじゃないっていうことも頭の隅に置かなくちゃいけないっていうことですね。

上地・東  はい。

荒木    ということで私が紹介したのは食に関するドキュメンタリー『フード・インク ポスト・コロナ』というタイトルの12月6日の公開ですね。

上地    続いて紹介するのは私のいちおし作品、12月6日から公開される『ホワイトバード はじまりのワンダー』です。
2018年公開の大ヒット『ワンダー 君は太陽』のアナザーストーリーです。
『ワンダー 君は太陽』では遺伝子疾患によって特殊な容姿を持って生まれた男の子・オギーが主人公でしたが、今回の『ホワイトバード はじまりのワンダー』では、なんとオギーをいじめていた少年・ジュリアンが中心となって新たな物語が描かれています。
ストーリーです。いじめのため退学処分を受けたジュリアンのもとに祖母のサラがパリから訪れて第二次世界大戦中の彼女の驚くべき過去を語り始めます。
1942年、ナチス占領下のフランスでユダヤ人のサラは危険にさらされますが、いじめられっこだったクラスメートの少年・ジュリアンとその家族に助けられ困難な状況の中で強い絆を築きます。終戦の気配が近づく中、さらにドラマチックな展開が起こります・・・
実はこの作品は『ワンダー 君は太陽』の原作者が映画の公開後「いじめた側の救済がなければ、ワンダーの世界は完結しない」という考えで、小説「ホワイトバード」を執筆し、そんな原作者の思いに胸を打たれたプロデューサーたちが再集結し、映画化に至ったそうです。どうでしたか、感想・・・さゆみん。

東     うん。今、言ってくれたところに私もかなりグッときて。
いじめた側の救済まで描くっていうことを制作の目的に入れているのにまずグッときましたし。なんかメインとなる話って第二次世界大戦中のナチス占領下のフランスの話で結局この時代も分断とかが続くからこそ今観ても本当に響きますし。
さっきの『型破りな教室』でもそうかもしれないですけど、SNSとか出てきて人と繋がる手段が本当に簡単になって誰とでも繋がる時代に、相手としっかり向き合うことですとか、いいことも悪いことも含めて対話することの大切さを描かれた作品で本当に涙しました。あとはこれ、非常に命がけの過酷な状況が続くじゃない?その中で想像力っていうのは本当に素晴らしいものなんだなあって。
何かを想像する力があるって、人間って本当に尊い生き物なんだなあって思って。しかも戦時中に想像する、あるシーンが本当にきれいで。

上地    私もあの空想のシーンね・・・大好きです。

東     本当に綺麗な映画。過酷なんだけど本当に綺麗な映画だなあと思った。
でもこれ、泣けました。泣いた、泣いた。非常に良かったです。

荒木    ストーリーはファンタジーがかっているところもあって。ちょっと整合性がすべてとれているとは言えないんですけど。おっしゃったように想像力の力と俳優さんたちの演技力で安定感がありました。少女時代のサラというお嬢ちゃんがとても現実感があり引き締まっていますよね。
現実的にはこのドラマはフランスで実際に起こった1942年のヴェル・ディヴ事件というのが背景になってます。大量のユダヤ人狩りです。
映画ではナチスが直接、ユダヤ人を拘束している様子が描かれていますが、本当はドイツに占領されていたとは言え多くのフランス人が、ユダヤ人を密告して迫害に協力していたんですよ。そして、フランスの警察が中心になってユダヤ人狩りをしていたんです。
13000人も捕らえられて、アウシュビッツに送られたというのが事実です。
だからフランス人にとってはとても重たい事件で国民的な過去の集団記憶みたいに刻み込まれているんです。
ここにも出てきますけども、ナチスはユダヤ人以外にも自分たちと同じアーリア人種の精神障害者だとか身体障害者を抹殺していたこともあって、サラを助けた少年も小児麻痺の障害があったおかげで迫害を受けていますよね。
そういう歴史もきちんと描かれているってことです。だからユダヤ人はナチスに迫害されて子供でも抹殺されようとしたんですが、現代、今ユダヤ人が、イスラエルがガザで行っているのを見ると昔のユダヤ人はどういうふうにこれを見るのかな、っていうふうにも思いますよね。こういう時期で題材が題材なので、ちょっとまた別の思いを巡らすっていうこともできる幅広く観られる作品でもありますよね。

東     愛とか感動とかも上回ったのでクリスマス映画に私はいけると思います。

荒木    そうですね。クリスマス映画にいけますよね。

上地    親切な心とか愛とかね。

東     そうそうそう。親切な心、ずっとワンダーシリーズのテーマですからね。

荒木    こういうね、究極の親切ってね、ここでもサラが言っていましたけど「私にはできない」ってね、正直ね。

上地    言っていましたね。命がけですもん。これ『ワンダー 君は太陽』のアナザーストーリーですけど、私、何の前情報もなくこの作品、パッと観たんですけど、全然前作を観ていなくても観られますよね。

荒木    もともと2年後にね、公開される予定だったという作品です。

上地    ああ、そうなんですね。

荒木    まあ観てない人も楽しめますけど、これをきっかけにね、前を見るのもひとつのね・・・。

東     逆もいいですもんね、前日譚みたいにね。

荒木    はい。スピンオフのひとつとしてはね、この手もあるのかなと思いましたね。

上地    はい。私、上地由真が紹介したのは12月6日から公開『ホワイトバード はじまりのワンダー』でした。
本日紹介した3本、どれも魅力的な作品です。年末に向けて注目映画が続々と公開されるのでみなさんもぜひ映画館に足を運んでみてください。
映画評論家の荒木久文さん、映画ソムリエの東紗友美さん、ありがとうございました。

荒木・東  ありがとうございました。


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月 21:30~22:00

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上地由真がメインパーソナリティを務め、アシスタントとして文化放送・山田弥希寿アナウンサーが進行役を務めます。 番組では毎週テーマを設け、“由真的”テイストで進…

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